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だから私は、一日だけ、長生きしたい!
だから私は、長生きしたいのです。
たとえ一日であっても、彼女より長く生きて、彼女を見送ってからじゃないと逝けないのです。
長生きすることにあまり執着はないけれど、自分がいなくなって途方に暮れる彼女の姿を想像するだけで、可哀想で、胸が苦しくなってくるのです。
もっと言うなら、そんな彼女の姿を思い浮かべるだけで哀しくて、切なさで涙が溢れそうになってしまうのです。
だから、そういう日が来ることを、忘れていたいのです。
でも、人は、必ず旅立ちます。
私も、彼女も、例外なく旅立ちます。
できるなら、たった一日でいいから、彼女を看取る役割を私にください。
だいじょうぶだよと、彼女の手をとって、笑顔で見送る役割を、わたしにくださいませんか。
この役割が、逆では、いけないのです。
彼女には、私を笑顔で見送る強さは、ありませんから、泣き崩れてしまうに違いありませんから。
私が先に旅立ったあとの、彼女の悲しさや寂しさを、誰が癒やせるというのでしょう。
その役割が果たせるのは、私だけ。
だから、たった一日でいいから、私に長生きさせて欲しいのです。
今日も、いつものように、お願いしておきます。
どうか、私の願いを聞きとどけてくださいますように。
たった一日でいいから、彼女より長く生きていられますように。
そして、だいじょうぶだよと、彼女の手をとって、笑顔で見送る役割を果たせますように。
・・・・。
もしも叶うのなら、手を取り合って、一緒に笑いながら、旅立ちたい。
その日を迎える前に
半世紀を、ともに過ごした彼女に捧げる、ラブレター・・・。
ってことで、今回は
「だから私は、一日だけ、長生きしたい!」という習慣のように願い続けていることを書き留めてみました。🤗
※見出し画像のイラストは、メイプル楓さんからお借りしました。
では!
お別れの その日来るまで のほほんと
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