お金に縛られた生活は、お金でしか価値を測れない狭い了見を生む、要注意。
お金がないと生活に困るのは、誰にとっても当たり前のことだ。
だからといってお金だけを追い求めていると、心の豊かさを逃してしまう。
お金を自分でどう位置づけるかで、人生を生きづらくも楽しくもするのだ。
大事なのはお金の価値観だ。
お金が欲しいのは、何のために欲しいのか?
豊かな生活を手に入れるためにお金が欲しかったはずなのに、お金を手に入れるための手段や生活に疲れてしまい、豊かになるどころか心まで荒んでしまうことになる。これって本末転倒だと気づくべきだ。
お金なんて大きく稼いでしまっても、ほとんどの人が大きく失う結果になる。お金は人の心を変えるから、お金がなかった頃の夢と希望に溢れた素朴な心をたちまち蝕んでしまう。ぎらぎら成金の誕生だね。
成金思考自体は成長の糧にもなるし否定されるべきものではないが、成り上がる前の志を忘れてしまいギラギラの装飾品で身を飾り、周囲に見せびらかすことが生きる目的に変わってしまうと、痛いヤツになってしまうのだ。
稼ぎ出したお金で
「何をしたいのか?」
「何者になりたいのか?」
そこが重要だよね?
かつて喜劇王と呼ばれたチャールズ・チャップリンも言っている。
「人生に必要なのは勇気と想像力と・・・少しばかりのお金だけ。」
喜劇王として成功したチャップリンは、大富豪と呼ばれるほどの富を築いたが、お金に不自由しない暮らしを手に入れた後に述懐したことが、お金はありすぎてもダメだ、ということだった。
そうなのだ、ちょっとした買い物に困らない程度のお小遣いで充分だと。
それが人生を活き活きと楽しく暮らすために、最適なお金なのだと。
持ちすぎたお金は人を不幸にしかねないことを、これまでに財を成した先輩方の人生行路で知ることもできる。
結局のところ、起きて半畳寝て一畳と言われるごとく、人が暮らすのに無駄を排除していけば、超ミニマムなライフスタイルに行き着くのだから、心を豊かにして自分や家族が幸せ感を味わうことができるのであれば、ほんのわずかの贅沢でじゅうぶん、ということだよね?
欲を出せばキリがない。かといって欲がなければ成長も進歩も鈍る。
まだまだ若い人は、欲をエネルギーにしてもっと成長を目指して良いが、もうそこそこの年齢になったら、欲を「善く」に変えて人生を楽しむべきだ。
あなたがこの世で生きることを許された時間は、もうそんなに残っていないから、思うように心置きなく生きるべきだよ。
お金を生きるモノサシにしてしまえば、何でもお金、お金、お金になってしまうし、お金が目的になるので狭い了見でしか世間を見られなくなるのだ。
モノサシをお金から何に変えるべきか?
考えるときにやって来たのだ。
両手に小銭を握りしめたままでは、大きな幸せも上手につかみ取ることなど
できはしないのだから。
ってことで 今日のテーマは お金に縛られるな お金を目的にするな
お金より大切なものに気づこうね?
って話。
では!
今日のこころも のほほんびより。