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やらかし道場 #4 後悔のその先 大学入学編

皆さんこんにちは。やらかし道場 代表 鶴見です。

#3人生最大の後悔の話では、私が高校時代にソフトテニス部に入らなかったことについて書きました。

そして、その後悔を払拭するために茨の道を選択したことについて書いていこうと思います。

そして結論から書くと、その道は確かに前途多難ではあったけれど確かに後悔しない選択であったとはっきりと言えます。

少し長くなるかと思いますが、しばしお付き合いいただけますと幸いです。

一浪の後、大学入学

一浪したのち、なんとか島根大学 生物資源科学部に入学することになります。

その時に決めていたことはただ一つ「ソフトテニス部」に入部することになります。

やはりその理由は高校時代にソフトテニス部に入らなくて後悔したこと。

その思いは浪人時代も途切れることなく燃え続けていました。

入学式後、オリエンテーションがあり先輩と交流する機会がありました。

その際部活について先輩から一つ忠告がありました。

「島根大学は二つ入らない方が良い部活がある。
一つ目は、バトミントン部。週6で練習があってシンプルにとてもしんどい。もう一つは、ソフトテニス部。ソフトテニス部は宗教。」

私は、その時気にも留めていませんでしたが、その事を後々痛感していくことになります。

そして部活やサークルを紹介する会があり、私は他のクラブを全部無視し、
ソフトテニス部のブースへと向かいました。

そしてその後、公私ともにお世話になる当時の主将に会いました。
そこで中学ではプレーしていたが、高校では硬式テニスをやっていない旨。
浪人をしていて体力が落ちていることなどを伝えました。

その際、
「俺も浪人していたよ。高校時代やって無いのは大変だと思うけど、
高校時代、部活をやっていなかった人も今続けているよ」
そんな風に言われ、その日のうちに入部を決めました。

部活は、水日を除く週5で練習。平日は18時〜21時。土曜日は9時〜15時。
※今は減っています。

深く考えずに入部

そして最初の練習からいくことになりました。

お昼はお金を考慮した掛け蕎麦。
この選択が間違いでした。

さて、練習でした。
普通の練習ですが、やはりレベルが高い。
そして声が出るわ。出るわ。
大学生で声をこんなに出すんだ。

なんとか練習についていくので精一杯でした。
正直レベルの差なんて考える暇もない。

そして気づいたら、終わっていました。

2回生に連れて行ってもらったトマト&オニオン。

ハンバーグをご馳走になったのに、疲れすぎて食欲が全く湧かない。

これが大学の練習かと痛感したものです。
そしてそれ以降、お昼ご飯はケチらず沢山食べるようになりました。

そして何日か練習に参加しなんとかくらいつけるようになった時、
いつの間にか同期は男子4人、女子2人の同期が出来ていました。

そして、2回生による伝統のルール説明がありました。

曰く
1.4回生は神様。
2.先輩とLINEするときは、点か丸のみ。?もだめ、スタンプなど論外。
3.先輩とのLINEで自分から終わらせるのも論外。
4.学内で先輩を見つけたら、どれだけ離れていても近づいて挨拶する。
5.練習の準備をするために開始の30分までにはコートにいること。
6.練習時間外でも先輩から練習を誘われたら練習やバイトが無い限り、基本的には参加すること。
7.水曜と日曜はOFFではなく自由練。授業やバイトがない限り基本的には練習すること。
8.先輩とご飯に行った場合は、先輩が食べ始めるまで食べ始めてはいけない。
9.先輩にご馳走になった場合は、扉の外に出てまち、扉を開けて
 「ご馳走様でした」と挨拶すること。

上記のようなことが書かれた紙を渡され、説明されました。
(※今はそんなことはありません。ほんとに。)

この時、
「これが言われてた宗教か」と思うとともに、熱血スポーツ漫画に憧れていた私は、なんか嬉しいという気持ちもありました。

一方でソフトテニス部のレベルと言えば
中国学連で1部。1部ではあるものの、毎回降格の危機に瀕している弱いとは言えないもののめちゃくちゃ強いとは言えないレベル。

部員のレベルとしてはインターハイ選手は一人だけど、高校時代にベスト16に入る人は何人かいるというレベル。
正直私は、全然通用するレベルではありませんでした。

後々に聞くと「鶴見が一番最初に辞めると思っていた」と言われるくらいにはレベルの差がありました。

それでも当時のキャプテンを始め、何人かの先輩たちは本当に基礎から教えてくれました。そのうちの数人は10年近く経った今でも交流があります。

ただ本当にレベルに差があり、なんとな練習に食らいつくのがやっとなくらい。

辞めようとは思わなかったのか

正直5月頃には辞めようと思っていました。
普通にしんどかったから。勉強なんて正直やってられない。
そしてレベルに差がありすぎる。
4回生まで続けたって正直団体戦に出れるかも分からない。

それでも何故辞めなかったか。
理由はあるアニメの名言でした。

奈須きのこ先生原作のFate/stay nightというアニメのセリフ
「自分の意志で戦うのならば、その罪も罰も全て自分が生み出したもの。背負うことすら理想の内だ。」
この言葉今も自分の座右の銘にしている言葉です。

この言葉は、ポジティブなものではないですが
当時の自分にとって、

そもそもソフトテニス部に入ろうと思ったのは高校時代の後悔から。
その理想を叶えるためにソフトテニス部に入ったのなら、そこに待ち受けるどんな困難もそれは理想の先にあるものだ。
それならば自分はやり続けられる。

そう気付かせてくれる言葉でした。
それを気付いてからはどれだけ辛いと思うことがあっても、
辞めようと思うことはありませんでした。

皆さんは今辛いと思うことはありますか?
体調を壊すほど辛いと思うなら辞めることも選択肢の一つだと思います。
しかし、自分の初志を思い出して欲しいと思います。
そう思ったのは何故でしたか?
その初志は今もあなたの心を動かしていませんか?

そう思ったら少し心が軽くなったりはしませんか?

だからこそ私はこの言葉を知って欲しいと思いこの文章を書きました。
正直もっと長くなるので、今回はここで区切らせていただきます。

ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
次回は、始めて心から応援できた日のことについて書いていこうと思います。

次回も読んでくれたら幸いです。

やらかし道場 鶴見

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