創業3年目スタートアップに転生してカルチャー策定プロジェクトをしてみたら~文明開化プロジェクトのススメ方~
私はログラスという、創業1年弱の小さな、しかし情熱にあふれたこの場所に入社をしました。
初めまして。ログラスでカスタマーサクセスをしている矢納(やのー)です。今年の6月でログラスに入社をして丸2年を迎えることになりました。
ログラスは4月にシリーズAの調達を迎え今では社員数も50を超え、多くのお客様にご利用いただけるプロダクトをご提供させていただいています。
今回はログラスが最も大切にしているカルチャーについて
そしてそれを明文化していった活動”文明開化プロジェクト”についてまとめさせていただきます
こんな人に読んでほしい
今年の4月、代表の布川から唐突な発信がありました
文明開化プロジェクトの立ち上げ
そもそも私達は創業当初から、採用に関しては一貫したこだわりを持ち、カルチャーマッチを重視し続けてきたチームです。
そのため、どんなに優秀な方であっても、お互いお話する中で、相互の納得感を醸成できなかったり、候補者の方にとってより輝ける環境が存在すると考えられる時には勇気をもってお見送りをさせていただく判断をし続けてきました。
時には判断が分かれ、複数日話し合っても選考担当同士の意見がすり合わず、苦渋の決断でお見送りさせていただいたり。ということも何度もありました。
だからこそ、今ジョインしてくれている社員たちは”ログラスらしさ”を体現してくれている素晴らしい仲間達がそろってくれています。
例えば、、、、で一部ご紹介させていただきます
そんな私達ではありますが、組織として成長していくにつれ、様々な価値観や判断基準が生まれ、初期からのvalueの解釈も人によってズレが生じ始め、日々の活動の中から新たな”私達らしさ”というものが少しづつ形作られるようになってきていたのです。
つまり、文明開化プロジェクトの発足はいわゆる「50人の壁」を乗り越えるため、そして100人・1000人と大きな成長を遂げていく地盤としてのカルチャーを言語化するプロジェクトとして発足したのです。
それまで何となく共有していた”私達らしさ”という価値観を言語化して一つの形に表現しよう!と発足した文明開化プロジェクトの中ではカルチャーを以下のようなイメージで定義しました。
カルチャー=にじみ出る個々人の価値観や特性と定義。良し悪しではなく、それらの集積結果が組織の価値観や特性の特性の岩盤となるものである。
逆に言うと、理想の姿として掲げているバリューはあくまでもカルチャーの先に存在する私達の共通(して持ちたいと心から願っている)価値観のため、それを入社前の時点で100%共感・体現することを求めてはいけない。ということを丁寧に確認しました。
そう捉えた上で私達自身からにじみ出ている”私達らしさ”を言語化し、日々の活動にFBすることをスコープに設定しプロジェクトを推進させていただきました。
プロジェクトスケジュール
①現状分析、インサイト分析(4月~5月上旬)
まずプロジェクトチームでは”私達らしさ”と言語化されていない特性にGAPが存在するのか。を検証することからとりかかりました。GAPがあるとすると、それは何から生まれているのか、Fitしている部分は個々人のどんな個性の集積の結果なのかを可視化すること。がプロジェクトのスタートになりました。
何よりも、良い悪いではなく、それが私たちの特徴なんだ!ということをプロジェクトチーム内で言語化と周知・確認することを重視して進めさせていただきました。
そうして、ログラスを一つの人格として社員一人一人の結果を集積して出てきた結果がこちらになります
特徴的なことは”人間関係力”に分類される”個別化/ポジティブ/親密性"で全体回答の40%弱を、”影響力”に分類される”コミュニケーション/最上指向”で全体の14%をそれぞれに占めており回答に偏りが生じた点です。
そして、これらの回答結果はその後行った社員個々人へのインタビューでヒアリングした、”ログラスがもし一人の人間だったらどんなストレングスファインダー結果になると思うか”に対する回答結果とほぼ同じ傾向がみられる内容になっていたのです。
②”私達らしさ”の定義(5月下旬~6月)
この回答結果から”ログラスらしさ”を以下のようにまとめました
勤勉さ・愚直さ
自分が目指す未来に向けて努力を惜しまず進め、結果を他責にしない。どんな状況であっても楽しむことを忘れず、諦めが悪い。
称賛・感謝
自分にできないことを実現しているそれぞれの仲間(他部署)へのリスペクトの気持ちを持ち、結果に関わらず行動で表してくれたことに対してまずは感謝の態度・言葉を表す。また、それぞれの強みがそれぞれの得意とする領域で発揮され、実感を持てることを高く評価する
誠実さ・インティグリティ
自分にとって不都合な真実から決して目を背けず、FACTを重視する。
自らの評価ではなくチームの成果のための行動を重視している。
アンラーニング・振り返り文化
過去の失敗や出来事の振り返りを重視しており、メタ的に認知した反省点をその後の言動や発信に生かしている。そこから非連続な成果へつなげようとしている。
③事業活動へのFB(浸透/実行)(7月~)
これらの内容を踏まえて現在は採用基準にカルチャーを反映する。というTRYをさせていただいております
具体的には弊社の採用プロセスの中でも創業期から継続している人生マップ(一般的にモチベーショングラフと呼ばれるもの)の選考基準に文明開化プロジェクトの項目を設定させていただきました。
以上が文明開化プロジェクトの全貌となります。
今後も私達はカルチャーを重視した組織づくりと採用活動を続けていくことを真剣に考えています。
新たな創業メンバーとしてこれから入っていただける皆様へ少しでもログラスという会社のこと、文化のことを知っていただけたら幸いです
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