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120秒読書メモ「なぜ人々は深く考えないのか。」

「絶対的思考」とは?

どうして私たちは、深く考えないで情報を鵜吞みしてしまうのだろうか。

その理由の一つとして、「絶対的思考」が上げられる。

絶対的思考とは、Aはこうである、Bはこうであるというように、物事はすべて一義的に定まっていると見なす考え方である。

例えば、化粧品の宣伝では、お決まりのように「あの○○さんも愛用しています!!」が使用されていますよね。この宣伝を見て、思わず購入してしまった経験あると思います。

個人的に印象的だったのは、2011年の原発事故で起こった不評被害。誤報のニュースが被災地の人々を苦しめたという二次災害もありましたよね。

このように、私たちはあれこれと考えるのが苦手な生き物なんだなと感じます。

では、どういう思考を身につければいいのか。

「条件つき思考」を身に着けよう!

この絶対的思考を脱するためには、「条件つき思考」を養う必要があるんです。

条件つき思考とは、Aはこうであるかもしれないが、そうでない場合もあるだろう、というように、ものごとは条件によって変わるとする考え方である。

簡単に言えば、情報を鵜呑みにするなよってことですね。化粧品の宣伝を考えても、有名人が愛用していたら、その商品の効果が科学的に正しいとはならないはずですよね。

風評被害についても、ツイッターのリツイートの数だけで、どうしてその信ぴょう性を判断できるというのでしょうか。

以上のように、私たちは間違った思考を持っていることがわかっています。そして、条件的思考を身に着けるためには、普段からものごとをいろんな側面から見る習慣が必要です。

ブログを書いている私も、できる限り本で得た知識を正確に発信したいと意識しております。しかし時に、間違った情報を書いているかもしれません。ですので、読者の方々も、私の文章を鵜呑みにするのではなく、批判的な視点でご一読していただけると幸いです。

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