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快慶作・阿弥陀三尊@国宝「浄土寺」はアレもコレも国宝!東大寺別所!

重源&快慶コンビの代表作!阿弥陀如来立像@国宝、聖観音立像@国宝、勢至菩薩立像@国宝は5mクラス!お堂も国宝!八幡社は重文!快慶作「螺形阿弥陀如来立像@重文」などなど見逃せない宝物だらけ。

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 光が反射し阿弥陀三尊立像@国宝が輝くのは8月中旬から9月の日の入りのようです。

変更履歴


▼HP

公式HPなし。

▼アクセス

兵庫県小野市浄谷町2094

▼本尊と脇時

後述「▼見どころ」参照。

▼見どころ

▽浄土寺

  • 1194年、平安時代末から鎌倉時代の僧・重源によって創建

  • 浄土堂 、阿弥陀如来及び両脇侍立像が国宝

  • 他にも国の重要文化財の薬師堂や八幡神社など多数の文化財がある

  • 1197年、薬師堂建立

  • 薬師堂は室町時代に焼失してしまう

  • 1517年、現在の薬師堂がすぐに再建された

 平氏の焼き討ちにより奈良の復興を任された重源は快慶を仏師として招き、東大寺別所を兵庫と三重と和歌山に作る。西の別所はこの浄土寺で本尊は超有名な快慶作「阿弥陀三尊立像@国宝」。快慶を取り上げる雑誌・テレビで必ずここが紹介される。

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 敷地中央に八幡神社、その前に池を挟んで浄土堂と薬師堂が向かい合うという珍しい配置。と思ったが、阿弥陀と薬師が向かい合っていると言えば浄瑠璃寺ですね。浄瑠璃寺は本堂と多宝塔ですが。

→八幡神社@重文

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 東大寺別当であり重源が建立したことから八幡社が中央にある。室町時代の社で重要文化財。なかなかの佇まいで檜皮葺がよい!!割拝殿も面白いです。

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→阿弥陀堂@国宝:快慶作・阿弥陀三尊@国宝

 浄土堂は、屋根の軒先の造りや組物などが「純大仏様」といわれる手法で、朱色になっているが、京都・大報恩寺に思い出せる姿に感じた。
 純大仏様建築 は奈良・東大寺の南大門とここ以外に残っていないことと保存状態から、 国宝に指定されたよう。

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 瓦などもみどころで、鎌倉時代のお堂としては東大寺南大門@国宝、京都・大報恩寺(千本釈迦堂)@国宝とここぐらいで、超レア!!

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 快慶作の阿弥陀立像三尊@国宝は圧倒的な存在感で安置されている。阿弥陀は来迎印だが左右逆手の来迎印で京都・御寺など一部の寺で多い印相。

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 阿弥陀堂と堂内「阿弥陀三尊立像」はともに国宝で、建物と仏像が国宝指定されているのは京都・平等院や奈良・東大寺など有名どころばかりだが、なぜ?ここにあるのかは重源・快慶コンビが係った奈良・東大寺別当であるから!

 写真撮影禁止のため、小野市の博物館にあるパネル写真をカメラにおさめる!?ここから数枚は博物館の写真です。間違えて、堂内で写真撮影しないでください。

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 阿弥陀如来は像高5m30cm、脇侍の観音菩薩と勢至菩薩ともに像高3m70cmでとにかく大きい!だけど繊細で存在感が素晴らしい!さすが快慶!である。

 ちなみに快慶は奈良・長谷寺の十一面観音立像にも関わっているのだが、その仏像はもうない。それを妄想するのも良い!?いや、たぶんこの阿弥陀風味の顔をしていたのだろうというのは予想がつく。

 重源は「夕日をそのまま光背にして燦然と金色に輝く生き生きとした阿弥陀三尊」というのを狙った。

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 西日が強い夕方になると西側の格子戸をオープンにすることで阿弥陀及び両脇侍立像の背後から西日が差す。その光が阿弥陀及び両脇侍立像に後光が差しているように見えるため、極楽から迎えに来た「聖衆来迎図」が目の前に広がるんだそうな。

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ではNHKの動画でどうぞ!

→快慶作「裸形阿弥陀如来立像@重文」

奈良国立博物館に寄託 
快慶展以降から奈良国立博物館の「ぶつぞう館」に出張されています。(2021年時点も継続。それ以降は知らない・・)

2021年 奈良国立博物館 ぶつぞう館
 裸形阿弥陀如来立像が秋篠寺・技芸天立像@重文などと安置されている。そして、最後の最後に菩薩面@重文が3つある。

→快慶工房「菩薩面@重文」

 快慶工房が1201年に造った兵庫・浄土寺の菩薩面は重要文化財。見た瞬間!快慶だっ!!!とわかるもの。

2022年2月 奈良国立博物館 ぶつぞう館
 ぶつぞう館ラストに3つほど展示されていた。

→2017年なら博「快慶展」

 快慶作「裸形阿弥陀如来立像@重文」も安置されていたが、この企画展以降は奈良国立博物館のぶつぞう館で展示されている。本尊「阿弥陀如来@国宝」は5メートルで、3.7メートルの脇侍「観音・勢至菩薩@国宝」を安置している。 堂内には仕掛けがされており、夕日が差し込むと彼方にあるとする極楽浄土のイメージを演出している。


→開山堂などその他

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 本堂背後には、四国八十八ヶ所霊場めぐりができる散策路がある。

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▽浄土寺塔頭「歓喜院」

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▼旅行記

▼セットで行くところ

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