★纏め★京都十二薬師霊場~平安時代から続く京の町の風習~
「薬師十二所参り」や「都十二薬師」など呼ばれ、通常非公開や要予約の寺が、毎年ある期間限定で秘仏公開される京都の薬師霊場!!
平安時代から続く京の町の風習で、薬師如来を安置し、無病息災・病気平癒などを祈願して順番に巡るというもの。ちなみに約80年もの長い間途絶えてしまっていたが、2012年に復活!!
なお、今の十二寺は江戸時代の後半頃に決められたようだ。ということで、古いところから、戦国時代の武将に話に繋がる仏像など歴史好きオススメの霊場巡りなのかも。
変更履歴
▼HP
▼メディア情報
一日で回った人がいる模様。
メディア記事です。
これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。
▼アクセス▼本尊と脇時
※後述「▼見どころ」参照
▼見どころ
第1番 #平等寺 「因幡薬師」京都市下京区烏丸松原東入る因幡堂町728
がん封じ筆頭!「因幡」は鳥取・白兎神社繫がり?洛中(平安京内)での寺院建立が許されていなかったにもかかわらず、因幡堂は建立された謎とは?
私のNOTEは次の通り。
第2番 #東寺 「金剛薬師」京都市南区九条町1
中央に2.9mの「薬師如来坐像@重文」、脇侍に「日光・月光菩薩立像@重文」と薬師三尊形式であるのだが、「十二神将@重文」と説明書がある。いない・・ということで本尊の台座下に十二神将がいた!!文殊菩薩は獅子に乗っているが、十二神将が薬師如来を担ぎ上げている感じもする。薬師如来坐像の光背の化仏7体も要注目ですね!!所謂「七仏薬師」で「薬壺」を持っていない旧式であるところも注目。
本尊・薬師如来坐像と脇侍の日光・月光菩薩の仏師は康正という仏師で、運慶系統の仏師のようだ。言われてみれば・・・。
私のNOTEは次の通り。
第3番 #水薬師寺 「水薬師」京都市下京区西七条石井町54 ※未参拝
第4番 #壬生寺 「歯痛止薬師」京都市中京区壬生梛ノ宮町31
中院横に薬師三尊が安置されている。最近、運慶・快慶など慶派の良仏を見ているので、ちょっと拍子抜けしたが白毫が綺麗に残っており、地域で愛されている仏様なんだろうなと思わせる、ほっこり薬師様。
私のNOTEは次の通り。
第5番 #真正極楽寺 「日限薬師」京都市上京区七本松通出水下ル七番町356
石薬師は薬師堂に安置されています。公式HPに仏像の写真があります。
私のNOTEは次の通り。
第6番 #福勝寺 「峰薬師」京都市上京区出水通千本西入ル七番町323の1 ※未参拝
第7番 #雙林寺 「脚気薬師」京都市東山区下河原鷲尾町527 ※未参拝
未参拝なので公式HPをどうぞ。
第8番 #大超寺 「鍬形薬師」京都市左京区岩倉花園町640-2 ※未参拝
第9番 #薬師院 「不来乎薬師」京都市中京区釜座通二条上ル大黒町694
京都薬師十二霊場で「薬師十二薬師霊場特別公開」がで行われ、年に1度、10月8日に魅惑の薬師如来が開帳する!!
782年、伝教大師最澄が16歳の時に、一刀三礼彫刻された薬師仏七体中の一体
現存する薬師仏七体は比叡山延暦寺(私のNOTE)とここのみ
1230年、疫病が広がった時に、住職の夢に薬師如来が現れて、「一切病苦の衆生、我が前に来たらば諸病ことごとく除くべきに、来ぬか、来ぬか」とのお告があった
皆病気治癒したため「こぬか薬師」呼ばれだしたとか
私のNOTEは次の通り。
第10番 #大福寺 「菩提薬師」京都市中京区麸屋町通二条上ル布袋屋町498番地
「京都十二薬師霊場特別公開」で菩提薬師を御開帳。本尊・薬師如来は「菩提薬師」と呼ばれている
麩屋町通の民家の並ぶ中に佇し、商売繁昌のご利益がある
「大福帳」の由来になったともいわれる寺
本尊・菩提薬師如来は聖徳太子の作といわれている
様々な身体の部位を癒やしてくれる薬師
古くは布袋薬師とも称され、洛中の名薬師と謳われた
私のNOTEは次の通り。
第11番 #西光寺 「寅薬師」中京区新京極蛸薬師上ル中筋町495-1
入り口が大変小さく、気を付けていなければ通り過ぎてしまいそう。
「京都十二薬師霊場特別公開」で本尊・阿弥陀如来像、薬師如来像(寅薬師)を本堂内での参拝できたが、通常、入堂不可のところ。ということで、本尊は見れるが寅薬師は真横なので見仏できないのかも
1278年~1288年、宮中にあった寅薬師如来像を、後宇多天皇が当寺に下賜し薬師堂(御倉堂)として開基
寅薬師と称した薬師如来を安置
寅薬師の名前の由来は、弘法大師が一刀三礼し刻んだもので、寅の日・寅の刻に完成したため
私のNOTEは次の通り。
第12番 #永福寺 「蛸薬師」京都市中京区新京極蛸薬師東側町503
境内自体の写真撮影厳禁!!次々と祈祷に来るな~ガン封じは天下無双なんだそうな!!!って、2023年は10月8日参拝だからか。
新京極商店街内を北上すると右側にある寺で、「蛸薬師通り」の名に使われている。本尊は「石像薬師如来」になり、周りには十二神将などチーム薬師になっています。蛸の名前の由来は、ここの僧が戒めに背き、病気の母親に好物のタコを買う孝行をしたことから来ているそうです。
私のNOTEは次の通り。
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