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★纏め★京都十二薬師霊場~平安時代から続く京の町の風習~

 「薬師十二所参り」や「都十二薬師」など呼ばれ、通常非公開や要予約の寺が、毎年ある期間限定で秘仏公開される京都の薬師霊場!!
 平安時代から続く京の町の風習で、薬師如来を安置し、無病息災・病気平癒などを祈願して順番に巡るというもの。ちなみに約80年もの長い間途絶えてしまっていたが、2012年に復活!!
 なお、今の十二寺は江戸時代の後半頃に決められたようだ。ということで、古いところから、戦国時代の武将に話に繋がる仏像など歴史好きオススメの霊場巡りなのかも。

平安時代より京の都では、薬師詣りが盛んに行われていました。
 特に、信仰を集めた十二か寺のお薬師さまに、無病息災、当病平癒、厄難消除、所願成就などの願をかけて、順に巡る風習がありました。
 江戸時代の「薬師霊場記」にその様子が詳しく書かれています。
 霊場の呼び名と札所も時代によって変わり、江戸時代の天明の頃には、現在の十二か寺になったようです。薬師十二所参り、都十二薬師、洛陽十二薬師等とも呼ばれていますが、同じ巡拝信仰です。
 霊場会としては、約80年の中断の後、平成24年5月12日に新たに復興し、みなさまのご参拝をおまちしております。

公式HPより

変更履歴


▼HP

京都十二薬師霊場会パンフレット

▼メディア情報

一日で回った人がいる模様。

 メディア記事です。

これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。

▼アクセス▼本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

第1番 #平等寺 「因幡薬師」京都市下京区烏丸松原東入る因幡堂町728

 がん封じ筆頭!「因幡」は鳥取・白兎神社繫がり?洛中(平安京内)での寺院建立が許されていなかったにもかかわらず、因幡堂は建立された謎とは?

私のNOTEは次の通り。

第2番 #東寺 「金剛薬師」京都市南区九条町1

  中央に2.9mの「薬師如来坐像@重文」、脇侍に「日光・月光菩薩立像@重文」と薬師三尊形式であるのだが、「十二神将@重文」と説明書がある。いない・・ということで本尊の台座下に十二神将がいた!!文殊菩薩は獅子に乗っているが、十二神将が薬師如来を担ぎ上げている感じもする。薬師如来坐像の光背の化仏7体も要注目ですね!!所謂「七仏薬師」で「薬壺」を持っていない旧式であるところも注目。
 本尊・薬師如来坐像と脇侍の日光・月光菩薩の仏師は康正という仏師で、運慶系統の仏師のようだ。言われてみれば・・・。

私のNOTEは次の通り。

第3番 #水薬師寺 「水薬師」京都市下京区西七条石井町54 ※未参拝

第4番 #壬生寺 「歯痛止薬師」京都市中京区壬生梛ノ宮町31

  中院横に薬師三尊が安置されている。最近、運慶・快慶など慶派の良仏を見ているので、ちょっと拍子抜けしたが白毫が綺麗に残っており、地域で愛されている仏様なんだろうなと思わせる、ほっこり薬師様。

私のNOTEは次の通り。

第5番 #真正極楽寺 「日限薬師」京都市上京区七本松通出水下ル七番町356

 石薬師は薬師堂に安置されています。公式HPに仏像の写真があります。

私のNOTEは次の通り。

第6番 #福勝寺 「峰薬師」京都市上京区出水通千本西入ル七番町323の1 ※未参拝

当寺の本尊である薬師如来は別名「峰の薬師」ともいわれ、京都十二薬師の一つに数えられます。
こちらの本尊は五十年に一度しか開帳されない秘仏となっており、前回は昭和六十年(1985年)四月十五日・十六日・十七日の三日間だけ御開帳しました。
その節、一目でも御尊顔を拝し、その御利益に預かろうと多くの信者の方々が御参拝になりました。
今はもとの厨子にお納めしましたが、その中で、五十年後の未来を安んじ、世の中の平安を御念じになっていることでしょう。

公式HPより

第7番 #雙林寺 「脚気薬師」京都市東山区下河原鷲尾町527 ※未参拝

 未参拝なので公式HPをどうぞ。

 京都十二薬師霊場会復興十周年記念事業の一環として、薬師如来坐像(伝教大師御作、平安時代、重要文化財)、大黒天像(伝、最澄御作)、西行法師像(頓阿法師御作)を公開します。
 薬師如来坐像は通常よりもお近くで拝んでいただけます。どうぞ、この機会にお参りください。
  【期間】令和5年10月7日(土)~10月22日(日)
  【時間】午前9時から午後4時まで
  【特別参拝料】700円(護摩木付)
※10月8日、15日の護摩は、休止とさせていただきます。

公式HP

第8番 #大超寺 「鍬形薬師」京都市左京区岩倉花園町640-2 ※未参拝

薬師如来は開山勝誉泰童上人の感得の念持仏で、上人の母が病に罹り重態となられた時に、上人は如来を念じて病気平癒を祈念すると忽然と病は癒えた。ために堂宇を建て本尊として奉安する。
 現在、本尊は阿弥陀如来。もとは上京区の西陣にあったが、近年岩倉に移築された。

↓霊場公式HP

第9番 #薬師院 「不来乎薬師」京都市中京区釜座通二条上ル大黒町694

 京都薬師十二霊場で「薬師十二薬師霊場特別公開」がで行われ、年に1度、10月8日に魅惑の薬師如来が開帳する!!

  • 782年、伝教大師最澄が16歳の時に、一刀三礼彫刻された薬師仏七体中の一体

  • 現存する薬師仏七体は比叡山延暦寺(私のNOTE)とここのみ

  • 1230年、疫病が広がった時に、住職の夢に薬師如来が現れて、「一切病苦の衆生、我が前に来たらば諸病ことごとく除くべきに、来ぬか、来ぬか」とのお告があった

  • 皆病気治癒したため「こぬか薬師」呼ばれだしたとか

私のNOTEは次の通り。

第10番 #大福寺 「菩提薬師」京都市中京区麸屋町通二条上ル布袋屋町498番地

  • 「京都十二薬師霊場特別公開」で菩提薬師を御開帳。本尊・薬師如来は「菩提薬師」と呼ばれている

  • こぬか薬師(私のNOTE)、薬祖神祠(私のNOTE)より東へ徒歩15分ほど東へ

  • 麩屋町通の民家の並ぶ中に佇し、商売繁昌のご利益がある

  • 「大福帳」の由来になったともいわれる寺

  • 本尊・菩提薬師如来は聖徳太子の作といわれている

  • 様々な身体の部位を癒やしてくれる薬師

  • 古くは布袋薬師とも称され、洛中の名薬師と謳われた

私のNOTEは次の通り。

第11番 #西光寺 「寅薬師」中京区新京極蛸薬師上ル中筋町495-1

 入り口が大変小さく、気を付けていなければ通り過ぎてしまいそう。
 「京都十二薬師霊場特別公開」で本尊・阿弥陀如来像、薬師如来像(寅薬師)を本堂内での参拝できたが、通常、入堂不可のところ。ということで、本尊は見れるが寅薬師は真横なので見仏できないのかも

  • 1278年~1288年、宮中にあった寅薬師如来像を、後宇多天皇が当寺に下賜し薬師堂(御倉堂)として開基

  • 寅薬師と称した薬師如来を安置

  • 寅薬師の名前の由来は、弘法大師が一刀三礼し刻んだもので、寅の日・寅の刻に完成したため

私のNOTEは次の通り。

第12番 #永福寺 「蛸薬師」京都市中京区新京極蛸薬師東側町503

境内自体の写真撮影厳禁!!次々と祈祷に来るな~ガン封じは天下無双なんだそうな!!!って、2023年は10月8日参拝だからか。
 新京極商店街内を北上すると右側にある寺で、「蛸薬師通り」の名に使われている。本尊は「石像薬師如来」になり、周りには十二神将などチーム薬師になっています。蛸の名前の由来は、ここの僧が戒めに背き、病気の母親に好物のタコを買う孝行をしたことから来ているそうです。

私のNOTEは次の通り。

▼記録

→2023年


▼旅行記▼セットで行くところ

▼メディア情報など


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