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側溝のうえの麺と貝をまたいだ
側溝の上の麺と貝をまたいだとき、暑い、といまさら思った。でもこの暑さが空気の持ちものなのか通行人大勢の持ちものなのか解らなかった。今日は何日か続いたお祭りの最終日だ。その夜だ。もうすぐお祭りが終わろうというタイミングだ、が、往来は途切れない。
会場には、香ばしいとも形容しがたい、ほのかに腐ったような甘いにおいが満ちており(本来は香ばしいだけのにおいをマスクが変換しているのか)、かつ、運営者の
ファイナルデッドブリッジを観て
中学のころ、ファイナルデッドブリッジを観た。この映画の冒頭では橋が落ちる。大勢死ぬけれども、数名が助かる。でもその数名も次々死んでいく。なぜなら、死からは逃れられないので。つまり、“死”から逃れたあとも、“死”から追いかけられ続ける、という構図。
私はそういう映画を観るのにはまっていて、勉強も部活も二の次になった。疲労骨折と偽って、陸上部の、長距離走の大会を休んだ。そのようにふまじめな部員だった
なぜあなたは体を大事にしないのか
妹が妊娠した。
その後家族で集まる機会があって、ワクチン接種の話になった。受けるのも怖いし、受けないのも怖い。さてどうしようかという話になった。
しめっぽくなるのもアレなので、私が「なかなか悩むなあ…もう私も自分だけの体じゃないんでね」とちょけてみると、妹はウケていた。
妊娠でもすれば変わるのだろうが私はけっこう刹那的に生きていて、車の運転とかを割と乱暴にしちゃう。運転とは別だが、先日凍った