がんなどの大病を患う老老介護の方へ
■日本が抱える老老介護の現状
老老介護の割合が増加しています。
国民生活基礎調査によると「老老介護」の割合は59.7%となり、
過去最多となっています。
がんなどの大病を患う患者の介護の現実として、老老介護の患者も介護する側も、体力的・精神的にも疲弊しています。
難しいことは考えられません。
主治医(以下、その他の医療従事者も含む)からの病状説明はあまり理解できません。
本当は何を言っているのか理解したい気持ちがあっても、なかなかうまく聞き返すことができません。
患者というのは、医師の前では緊張するものです。
また、患者は主治医の前では「いい子」でありたいのです。
その結果、主治医の言うままになるケースが多数あります。
それでも、もし、主治医との間に何らかの違和感、もっと言えば不信感を感じるようであれば、それはその違和感・不信感を明確にする必要があります。
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私は、行政書士として医療代理人業務を行っております。 癌・COPD・心不全・慢性腎臓病・末期腎不全などの大病を患い闘病中の患者様の治療に関する意思決定から延命治療の拒否に代表される「終末期の意思決定」の問題まで相談・支援・サポートを行っています。詳細:医療代理人業務とは