自作バイノーラルマイクに脱帽
「YouTubeに投稿してみた」において、15年間続けてきたブログの「やまとまほろば(奈良GPS散歩写真)」を写真撮影から動画撮影へ変更していくと書いた。費用を抑えるべくスタビライザーを使用しないというか明らかに動画撮影しているのは恥ずかしくカメラを首にぶら下げたままでの撮影だ。一応どんな映像が撮れるかを試してみると大きな問題点があった。
我が愛機パナソニック製のDC-GH5の手振れ補正は強力で、画像揺れは歩いている雰囲気が出てとてもいい。気をつけないと画面が傾いてしまうこともあるが、揺れも傾きも歩き方を工夫すればよくなるだろう。しかしどうしようもなかったのが、カメラをぶら下げているネックストラップとそれを固定するためのカメラの金具が歩くたびに擦れてギシギシと鳴る音である。
ストラップと金具が擦れないようにするにはストラップをたるませないようある程度持ち上げないと無理だ。散歩中ずっと撮影するには手が持たない。外部マイク必須だが本体固定では問題は解決しない。直ぐに思いついたのがバイノーラル録音するためイヤフォンのように装着するマイクはないかだ。検索するとローランドからまあまの値段で製品は出ていることは分かった。
しかし本当にこれで問題が解決できなかった場合のショックは大きいので、PayPayフリマへ自作バイノーラルマイクを出品されているのを、初回クーポンを利用して購入した。バイノーラル録音について詳しい解説は自作している方のYouTubeチャンネルを我がYouTubeチャンネルに
チャンネル登録しているので、是非我がチャンネルを経由して見て欲しい。
結果は「やまとまほろば(奈良GPS散歩写真)」から、我がチャンネルを視聴してもらえば分かるが、発売時動画撮影には最強の定評があるGH5の映像は文句のつけようがない。音声も思いのほかクリアに録れているし鳥のさえずりや虫の声に感動するだけでなく、不快なギシギシと擦れる音が見事に散歩する我が足音に切り替わっている。手前味噌だが臨場感たっぷりだ。
実は散歩中はこんなに色々な音が入っているとは気づいていない。なぜならバイノーラルマイクはイヤフォンのように装着するので耳を塞いでしまう。危険なほど全く聞こえなくなることはないが、小さな音は聞き逃がすのだ。前述のローランド製CS-10EMはイヤフォン一体型なので、録音音声をリアルタイムに確認できるが、現場の音を録るだけなので必要ないだろう。