介護施設の面会って、、、
介護職の人の中にはご両親や祖父母等の身内が介護施設に入所、通所している事も少なくありません。私もそうでしたし、同僚でそういった方は結構いました。
1.面会はチャンス
私は祖父、祖母の面会に行って自身が勤めている施設との違いや職員の動きを観察した事があります。
私の場合は自身がその時、特別養護老人ホームのケアマネージャーをやっていました。祖父母はグループホームに入所していたので、種別は違います。
しかし、入所施設というくくりと介護という大きなくくりでは一緒です。
考えてみれば、寿司職人等は結構他の店に食べに行って色々学ぶと言う話を訊いた事があります。
たちの寿司屋の大将が回転寿司からアイデアをもらったと言っておりました。恐らく回転寿司側からも、たちの寿司屋から模範すべき技術があるはずです。
松屋フーズホールディングスの創業者の瓦葺会長も、毎日のように吉野屋に牛丼を食べに学びに行ってたと言う話があります。
他にもそういった、同業他社を観察して勉強している人達は大勢いるでしょう。
2.学ぶ機会に
ご両親や自身の祖父母への面会が目的なのは勿論ですが、少しでも介護や福祉、介護施設について学ぶ姿勢があるのならば、せっかくなので良く観察すべきだと思います。
転職でもしない限りは普通は自身の勤めている施設以外を見に行く事はできませんよね。
他の施設にボランティアに行くという手もありますが、いずれにしてもひと手間かけないと余り他の介護施設を見るきっかけはありません。
2-1.自身の勤め先との違い
自身の勤め先との違いを観察してみて、吸収出来る事もあると思います。
一番顕著なのは、家族対応だと思います。自分達家族への接し方をそのまま体感できるからです。
勿論その時家族対応した職員にもよると思いますが、リーダークラスが対応するのか、居室担当が対応するのか、ケアマネージャーや相談員が対応するのかという事実を知る事が出来ます。
施設によっては行き当たりばったり、その時出勤している職員が対応する所もあるでしょう。
苦情できたのか、お祝い等で来たのかにもよりますね。
それらを考慮した上で例えば
職員の動き
職員の利用者への声掛け
職員の利用者への見守り
施設の雰囲気
施設の様々なシステム
等を観察してみると学ぶことが多いと思います。
3.同業他社からの学び
繰り返しになりますが介護事業所の場合、身内がお世話になっている場合は中を覗けて、勉強できる良いチャンスだと思います。
又、他の施設や事業所を見る事によって介護技術だけでなく、転職活動の参考にもなる事でしょう。
是非、身内の面会の際は積極的に学んではいかがでしょうか。