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福祉や介護の仕事をするその先は!? ★人材採用、人材育成を視野にいれて★
人材採用、人材育成を視野にいれて今後福祉や介護の仕事に携わっている人が歩む道をいくつかまとめました。
①福祉の道を極め続ける。
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資格、技術、経験を積み上げ、福祉、介護の道を極めます。つまり、福祉、介護のスペシャリストです。正確にいうと極める事は職種柄できないかもしれませんが。突き詰めていくという事です。
介護士、サービス提供責任者、相談員、ケアマネ等と業務内容も異なってきますが、どれも土台となるのは現場での介護です。
又、スペシャリストとして秀でる為に、今後は技術や経験に併せて以下のようなスキルも必要です。
・ICT導入を他より早く試み業務効率化して引っ張っていくスキル。
・特定技能等、外国人材と円滑にコミュニケーションが取れる対人スキル。
・今後のさらなる高齢者増加による多様なニーズに対応する為に、他分野からの技術や知恵を介護の仕事にスライドできる。
多業種のように能力のある人間に対して、引き抜きにより高額な給与をもらえたりするには未だ程遠いですが、ワークライフバランスも浸透していきフリーランスのような働き方は今後増えていくかもしれません。
②管理職、経営サイドを目指す。
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会社の中で管理職となったり、自身で介護事業所の経営を目指していきます。道のりとして介護現場の場数を踏みながら経営、管理スキルも身に着けていきます。現実的で、堅実だと思えるのはこのパターンではないでしょうか。仮に特養や老健等を例に挙げると、新人⇒ユニットリーダー⇒フロアリーダー(主任)⇒課長⇒部長⇒施設長といったステップになるはずです。※呼称の違いは法人にもよります。
又、これまで会社で管理職となっている人はタイムカードのような勤怠管理は不要でしたが、2019年から法律で管理職も勤怠管理が義務化されました。
懸念される(名ばかり管理職)の問題も少しずつ改善されていけば、目指していくのも一つの手です。今後の介護業界を変えていく人達です。出世道を歩むのです。
③介護×○○で事業を目指す
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介護の仕事と何かを掛け合わせてビジネスに参入するケースです。住宅改修なんかは、介護保険適応の場合もあり有名です。まさに介護×建築でビジネスに参入しているケースです。
大手転職エージェントは介護×人材紹介にて介護特化型人材紹介をおこなっております。
まあ、介護×○○で○○を埋めるだけで名前だけはビジネスっぽくなります。昔ホームヘルパーの講義を一緒に受講していた粋な姐さんが介護パブをやると言っておりましたが、実際やっているかは不明です(笑)
④転職をする
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他業種において新たな道を開いていく事も不可能ではありません。福祉、介護に関与した所で介護施設、病院で経理や保険請求に回る人もおります。
他業種へ転職する場合は例えば、介護士、ケアマネ等の経験が直接的にステップアップする道は皆無と言ってよいです。私も30代半ばからケアマネを辞めて建築関係に行きましたが、当然1からのスタートでした。正直かなりきつかったです。
私の経験からも通常の転職より大変だと思います。せいぜい20代くらいが良いのではないでしょうか。
※管理職の場合はマネジメント経験が考慮されることもあります。
まとめ
人材採用と同じくらい人材育成は曖昧な事も多く、難しいかもしれません。そんな時人材育成のを考えていく上で会社や事業所での昇格や資格取得だけでなく、その人の多角的な可能性も視野に入れてみてはいかがでしょうか。