本気で業務効率化を考えると職人に目がとまった
仕事をする上でメモを取る事は必須でしょう。スマートホンや、今後ICT導入により手段や方法は変われど、何かを忘れないようにメモするという行為には変わりありません。
介護の仕事では記録の為のメモ、申し送りの為のメモ、自分が業務を遂行する上で忘れぬようにする為のメモを取る事がほとんどではないいでしょうか。
今回は私が内装関係の仕事をしていて、大工、クロス職人、サッシ職人、クロス職人の動きをみてヒントを得た事を介護士の業務効率化に向けてお伝えします。
1.無駄な動きは一切すべきでない
人材不足が課題である以上無駄な動きは不要ですし、介護士の負担となってはね返ってきます。又、皺寄せはいつもお客様、そう利用者さんです。
又、下記でお伝えしますが、環境整備がうまくできてない事も無駄な動きの要因となります。
1-1.無駄な動きが多い介護施設
見守りや、巡視と言われればそれまでですが、介護施設では私の経験から無駄な動きが多いように思います。
例えば、排泄介助する時にディスポ手袋等事業所によちやり方はまちまちですが、用意して入所者の居室に入るとします。
施設や介護士によってはこの時点で一度に容易できてなかったり、排泄状況のメモを取る為にボールペンを取りにスタッフルーム(寮母室)と居室を往復します。環境整備が出来てなくておむつや交換のおむつを包む新聞紙が居室に容易されていない事もありそれも時間のロスでしょう。
又、居室に入った際に体調が悪そうだからと、一々バイタルチェックの為にスタッフルーム等に行きパルスオキシメーターや、体温計、血圧計を持って来たりします。
確かに事業所に何台もパルスオキシメーター等はないにしても入所施設に関しては数人で現場を回している事を考えれば全員手に持っておくくらいしても私は良いと思っております。
2.商売道具
野球選手ではグローブとバット、テニス選手ならばラケット、柔道家や空手家ならば道着が商売道具です。営業マンならばスーツ、ネクタイ、万年筆、名刺と各々ですね。
介護士の商売道具は、ボールペン、小さなメモ帳か付箋(手に書いても良い)コール対応PHS、スポンジブラシ、陰洗ボトル、新聞紙、清拭タオル等といったところでしょうか。
人によっても変わりますよね。手荒れが酷い方はニベアクリームが必要であったり。
又、上記の商売道具にしても入所者が個々で持っていたり、置き場が施設で決められていたりと色々です。それで無駄な動きがなければそれはそれで良いと思います。
そうでなければ商売道具は全て持ち歩くべきです。どんな時でもすぐに、利用者の介助に入れるのが介護士の仕事です。
2-1.職人達は商売道具を身から放したがらない
大工はビスを口にくわえ、玄翁等のハンマーを腰袋に入れてます。クロス職人もローラーやカッター、注射器、コーキング剤等を腰袋に入れております。
※注射器はクロスに空気が入った時にたわみの修繕に使います。
腰袋に商売道具が入っていて無駄な動きがありません。早朝に現場につくと工具ケースから頻繁に使う商売道具は自分の腰袋に入れておきます。
普通の職人であれば一々、ビスやコーキングを工具ケースから取りに行くような事はしません。
全部が全部建築関係と介護士を同じには出来ないのは私も承知です。しかし単純に真似出来る事も多々あります。腰袋のようなものを持つべきではないでしょうか。
2-2.腰袋
PRA-02P プロアシスト腰袋 ポケット付き | ワークマン公式オンラインストア (workman.jp)
腰袋自体はワークマンやホームセンターで売っております。千円台から1万円近くするものと色々です。百円ショップのようなところでも簡易的な腰袋が販売しているので、そういったものの活用も良いのではないでしょうか。
介護士やその事業所にあったものが見つかると思います。
まとめ
今回は業務効率について、職人の腰袋をヒントにお伝えしていきました。
業務効率化は色々と手段が模索、検討されていると思います。少し単純でアナログな考え方ですが、参考にしていただければ幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?