捨てる事の効能(2024.11.13)
明日木曜日はゴミ出しの日なので、妻が家じゅうの要らないものをピックアップしている。そもそも妻の着れなくなった服が家の中のかなりのスペースを占有しているのでそれを処分しろよと思うが、言わない。余計な波風は立てない。もう何十回も言ってて片付かないので、言うだけ無駄だ。
それで妻が長男(小3)に「要らないプリントあったら集めといて。明日捨てるから」と言っている。しかし動かない長男。なぜ動かないのか聞いてみると、「テストの紙は捨てたくない」とのこと。いや、捨てろよ。
しかし長男が終わったテスト用紙を、その点数に関わらず捨てたくない
という性分であるのは分かっていた事だ。その気持ちが理解できないでもないけど、長男の棚はその終わったテスト用紙で文字通り溢れている。私はその惨状を見る度にため息が出る。
妻にしても長男にしても、いや、私以外の全員が捨てたがらない性分だ。私だけガンガン捨てたがる。もっと収納とか生活スペースとかについて考えないのかなと思う。
あとこの話題の時に一番私が考えるのが「視界に飛び込んでくる情報量」についてだ。家の中がごちゃごちゃしていると無意識でもそこからたくさんの情報を受け取るので、頭の中のメモリがそこで余計に使われてしまって、まとまる考えもまとまらないのではないかと思うのだ。
その事について妻に何度も言ってるが、「入るところに入るもの入れてなにが悪いの?」という態度だし、長男も「まだ詰め込めば入るんだから捨てなくてもいいじゃん」という考えだ。
違う。違うんだよ。ごちゃごちゃしている事は罪なんだよ。出来るだけ余計な情報は減らした方がいいんだ。パソコンの中を整理するのと一緒で、家の中も綺麗に整頓して物を減らした方が頭の中もすっきりするんだよ。あと「何かを捨てなければ、新たなものを手に入れる事はできない」んだよ。知ってるか?ネタ元は忘れたけど。
と、そんな事は言わないけど、長男に「いや捨てれるものあるだろ。まとめて持ってきて」と、少し強い口調で言ったら、ほんのわずかだけ要らないプリントを持ってきた。
私はもう諦めて、そのへんに置いておくように言ったら、一番邪魔になるようなテーブルとかカウンターの上に置こうとするので、「ちがうだろ」と言ったら長男はショボンとして、目が小さくなってしまった。
もう少しみんなが「捨てる事の効能」について考えてくれれば良いのにと思う。