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コップコーン(2023.05.21)
アフリカンサファリに行った。
アフリカンサファリについてはだいぶ前に一度書いた。
我が家はアフリカンサファリの年間パスポートなるものを所持しており、このおかげでとても気軽に、コンビニとかスーパーに行く程度の感覚でアフリカンサファリに行くことができる。近いし。
今日はしかしなぜだかとてもお客さんが多かった。動物たちを見るために車が列をなしていた。ほとんどが県外ナンバーだった。私たちはライオンや象を見るためにドライブスルーみたいに並んで待った。動物たちからすると滑稽な光景だったんじゃないかと思う。車の窓の奥に見える私たちの顔を見て面白がっていたかもしれない。
もう何度も来ているアフリカンサファリだが、子供たちは相変わらず大喜びで、親としては有難い。車の中からコースをぐるっと1周したあとは、車から降りて色々な動物と触れ合った。
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自作したおにぎりで昼食を済ませ、子供たちはなんかフローズン?とかメロンソーダ?的なやつを飲み、コアラのマーチやじゃがりこなども食べていた。表情は輝き、声は弾み、とても満足そうだった。平和とはこういう事を言うのだろうなと思っていた。
しかし、なぜだか唐突に平和は木っ端みじんに砕かれる。次女(3歳)がたいして好きでもないくせに「コップコーン食べたい!」と言って駄々をこね始めたのだ。次女はコップコーンと言っているが、これはポップコーンの事だ。
だがあいにくポップコーンは売り切れていた。お店の予想を超える客入りに、ポップコーンが底をついたのだ。どうしてもポップコーンを食べたい次女。「コップコーーーーーーン!!!」と絶叫し、妻の押していたベビーカーを引き倒そうとする。すごい力だ。ポップコーンそんなに好きだったっけ?
私はコップコーンじゃなくて、ポップコーンだよと、言い間違いを正そうとするが、何度言っても「コップコーン!!!」をやめない次女。業を煮やした私は抱っこしていた次男(2歳)をベビーカーに乗せ、次女を抱きかかえた。しかし尚必死に抵抗する次女。体をビチビチくねらせて、水揚げされたばかりのカツオみたいだ。
結局泣き叫ぶ次女を強引にチャイルドシートに座らせてベルトをなんと締めるまで、次女は抵抗をやめなかった。よその人から見たら虐待か誘拐に見えたかもしれない。「コップコーン」というのもなんだかよく分からないし。
次女は泣きつかれて眠るまで、うわごとのように「コップコーン・・・」と繰り返していたが、やがて眠ってしまい、起きた時にはきれいさっぱりコップコーンの事など忘れてしまっていた。
今度ためしにポップコーンを買ってあげようかと思う。多分、言う程美味しくないから。