見出し画像

FigJamの練習を始めました

近隣の市町村の動きや共有にクラスルームへの配信ボタンが追加されるなど、着々と学校現場での存在感を増しつつあるFigJam。

授業で使うクラウドのコラボレーションツールとして、miroを使ってきた私ですが、この状況を考え、「使えるようになっておいた方がいいかなー」と思い、FigJamを試してみることにしました。

「新しいツールは慣れるまで大変そう...」という不安もありましたが、意外にもスムーズに使いこなすことができました。miroと基本の部分が一緒なので、あの感覚がわかっている人にはそれほど導入に抵抗感はないかもしれません。

最初の印象、、

正直なところ、FigJamでも問題なく授業ができそうだというのが第一印象でした。考えてみれば、miroでもFigJamでも、結局はオンラインホワイトボードを使って授業をするという点では同じ。むしろ大切なのは、この新しい授業スタイルを活かして、児童生徒にどんな学びの機会を提供できるかということかもしれません。

FigJamの魅力、、

使っていて「おっ!」と思った機能がいくつかありました。特に印象的だったのが、付箋機能です。文字を書いていくと、内容に合わせて付箋が自動で拡張されていくんです。miroだと付箋のサイズが固定で、文字数が増えると文字が小さくなってしまうので、この点はメリットだと感じました。

また、日本語化の簡単さも魅力的です。右下の「?」ヘルプマークから手軽に言語設定を変更できるので、児童でも簡単に操作できそうです。miroはプロフィールの設定を変える必要があるのですが、説明が面倒なので、そのまま(英語表記で)使っている子もちらほら。それで使えるのもすごいですけど笑

気になる点、、

ただ、学校での実践を考えると、いくつか気になる点も見えてきました。

例えば、授業の準備や活動後の整理という点では、まだmiroの方が使い勝手がいいように感じます。FigJamにはmiroのように複数のセクションへ一括でオブジェクトを配付する機能がありません(もしあれば教えてほしいです!)。また、付箋の整列もフィルハンドルで直感的に動かせるmiroと違い、何回かクリックを重ねる必要があるのがちょっと面倒です。

思考ツールを使いたいときも、miroならあらかじめ準備したテンプレートを数クリックで呼び出せますが、FigJamではその機能が限られています。このことは校内での共有に関係してきます。校内で先行して実践した先生が開発したフレームなどをシェアする際、miroなら簡単にできることが、FigJamだとちょっと手間取ります。

PDFへの出力も一枚ずつ行う必要があり、これは正直面倒だなと感じました。

こんな長ーいPDF、使えません笑

テンプレート作り、、

こうした課題を感じつつも、FigJamの可能性を探るため、授業用のテンプレート作りにも挑戦してみました。というのも、miroを使っていて常々感じていたのが、「真っ白な状態から始めることの難しさ」です。基本となるテンプレートがあれば、特にICTに不慣れな先生方の第一歩をサポートできるのではないかと考えたのです。

Google図形描画を使って、オリジナルのテンプレートを作成してみましたが、残念ながらコミュニティでの共有は認められませんでした、、、、。
異議申し立てをしていますので、何とか認められてこれからFigJamを使おうという人の役に立てたらいいんですけど、、、

これから、、

現時点では、教師が使う立場から見るとmiroの方が優れている点が多いように感じます。ただ、これからは実際の授業での使用を通じて、児童の視点からも検証を進めていきたいと思います。作業のしやすさや動作の軽快さなど、実践を通じてわかることもたくさんあるはずです。

FigJamには、まだ私が見つけていない魅力的な機能があるかもしれません。新しいツールだけに、今後のアップデートにも期待が持てます。これからも実践を重ねながら、よりよい授業づくりのためのヒントを見つけていきたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!