地方課題解決へ挑戦する”やまがBASE株式会社”のビジョン
こんにちは、やまがBASE株式会社です。
前回投稿した記事に多くの反響をいただき、本当にありがとうございます!スキ数156もいただき、まさか初投稿でここまでの多くの読者さんに読んでもらえるとは思いもよりませんでした。
また、驚いたことがnoteからこんな嬉しい通知が届きました。
まさか自己紹介でこのような通知をいただけるとは!これも読者さんが記事を読んでいただいたおかげです。noteを始めて本当によかったと思っています。
まだやまがBASE株式会社の自己紹介記事を読んでいない方は、ぜひこちらからご覧ください。
それでは今回のテーマは、やまがBASE株式会社の誕生秘話、そして創業者の想いについて説明していきます。
やまがBASE株式会社をつくるまで
やまがBASEを設立するきっかけを話すためには、18年前までさかのぼります。
2005年に鹿本郡鹿央町、菊鹿町、鹿北町、鹿本町、山鹿市が合併し、現在の山鹿市となりました。
旧鹿央町は、1993年から国際交流事業「あすかの翼」を実施し、同町内の3つの学校(いずれも2017年に廃校)の生徒が6年生になると、全員がまとまってシンガポール研修旅行に参加します。
この海外体験は、多くの生徒にとって初めてのものであり、共同創業者である中原自身も初めての海外経験でした。この経験が中原に海外への興味を持たせるきっかけとなります。
シンガポール研修を通じて、海外に興味を持つと同時に将来の進路が明確でなかったため、学部未定でも受け入れてくれるアメリカの大学に魅力を感じ、留学を決意しました。
日本文化のすばらしさに気づき、新しい価値観が芽生える
アメリカは「自由の国」として知られ、陽気な国民性や多様性への寛容さなど、素晴らしい要素がたくさん感じられたことを覚えています。
しかし、一方で、日本の魅力も再確認する機会となりました。食事の美味しさ、コンビニや店舗のおもてなし、人々の勤勉さ、誠実さ、美しい街並み、高品質な交通インフラやネットワークインフラ、優れた治安など、日本の魅力に気づくことができました。
シンガポールやアメリカに滞在することで、初めて日本について深く考えるようになり、自分の故郷や実家の農業についても考えるようになっていきます。
将来の進路は未だ明確でなかったものの、日本の農業に何か貢献できればという思いから、大学院を受験し、合格もいただいていました。
ですが、ここで中原に大きな転機が訪れます。
大学を卒業する少し前に、アメリカのサマースクールで知り合った友人が起業をしており、手伝うことに。
この経験を通じて、ビジネスを通じて現実世界とつながる魅力を再発見し、海外大学院進学の計画を見直します。
ちょうど海外大卒のリクルーティングをしていた系統金融機関(農林水産業の発展に資することを目的)に入社する事を決め、大学院への進学は取りやめました。
のちに共同創業者となる島田との出会い
2021年に、17年ぶりに熊本に戻り、農業などを手伝う中で、人員不足が明確な課題であり、この人材不足が産業の衰退につながるという負のスパイラルを意識しました。
自身の別の会社で廃校の利用について相談しましたが、話がなかなか進まず、そこで廃校の有効活用に関する実績がある島田と出会います。
当初は考えていなかったことですが、自治体の方針により、後にプロポーザル型の公募を経て廃校を購入することが決まりました。
帰省後、熊本市のアクセラレータープログラムに参加し、メンターの方と島田が出会ったことがきっかけで、中原を島田に紹介していただきます。
島田は山鹿市で衰退している養蚕業を全く新しい形で再建するプロジェクトを牽引されており、その屋内養蚕工場が廃校跡地に建設されました。
その後、アクセラレータープログラムに登壇した際、島田はわざわざ会場に足を運び、そして廃校の取得および費用の資金調達が必要となったこと、この2つが重なり、中原は島田と共同でやまがBASEを立ち上げました。
出会ってからわずか5か月の話です。
やまがBASEが思い描く未来の姿
中原は、故郷の山鹿市がほんとうに魅力的な場所だと感じています。小学生の頃は、この千田小学校で色々な経験をさせてもらいました。シンガポールはもちろん、授業の一環で学校周辺から木の実や山菜を取ってきて湯がいて食べてみたり、泥水をろ過して煮沸して飲んでみたり。今でも記憶に残っています。
山鹿市は、温泉地です。県下で温泉湧出量が隋一というのもありますが、湯質もよく、子供の頃は祖母に連れられてしょっちゅう通い、高校では部活の帰りに友達と温泉行って帰るようなこともよくありました。
歴史も古く、伝統文化が息づくのと同時に、日本最初の民権政治とも言われる山鹿コミューンのような新しいことに挑戦する気質もあるように思います。
だからこそ、やまがBASEはiReactionベースで、多様な使い方ができると考えています。
起業したい人や新しいことに挑戦したい人、たまには田舎でのんびりしたい人が、オフィスの初期コストの抑制やイノベーションコミュニティを目的として参加したり、ワ―ケーションや農泊の拠点として宿泊、大自然の中でのキャンプをして頂くのも良いと思っています。
少し変わった企業研修等もできるかもしれません。仕事をして、お昼休みにグランドでサッカーをしたりという新しい働き方もできます。
研修やセミナーだけでなく、地域の寄り合いなんかに教室を使って頂くのもいいですし、キッチンスタジオで料理教室なんかも良いです。
さまざまなニーズに応える場所を目指しています。
創業者のメッセージ
「YAMAGA BASE」がコミュニティの基盤となり、秘密基地のようなワクワクできる場所を提供していきます。
そのためにも、iReactionを機能させ、画一的ではないコミュニティを創り出せればと思います。自分らしくいれるし、時には自分の殻を破り新たな自分に出会えるような場所にしたいです。
iReactionは5つの単語を組み合わせた造語でもありつつ、innovativeな”Reaction”つまり、外部から刺激を受け変化していくようなニュアンスも持たせています。
YAMAGAであいうえお作文を作ったのですが、Yielding Ambitious Mavericks And Growth Architects ”志高く、常識に囚われず、社会の発展に挑む人を生み出す”場所に。
山鹿をそんな場所にするのが中原のビジョンです。