「無」からの回復
理学療法士は8割方サラリーマンだ。
サラリーマンである以上、闘うにしろ安寧に過ごすにしろ自在に「無」になるスキルが必要だと思う。めったな事では反応しない、いわば鋼の心。心理学的に言うと防衛機制だ。
「無」が身に付くと、患者さんのリスクに対して冷静でいられるし、人間関係のややこしいトラブルに見舞われても自分を保てる。
ある程度「無」になるスキルを身に付けた僕は、仕事以外の場面での「無」の解除が難しくなり、表情筋の筋力低下をきたしている。いわば顔が廃用症候群だ。
そのため、意図的に感動する機会を作り、「無」からの回復を図る必要を感じたので、今日は大荒れの天気の中、献血に行ってきた。
社会貢献をして「無」からの回復を図ろう。
看護師さんは優しかった。
オートファジー中で朝飯を食ってないのに「朝飯は七時半に食べました」と嘘ついて、400cc抜いた。
(※本当はしっかり食べていかないとダメ)
まだ少しふらふらするけど、隣の商工会のイベントの唐揚げがうまかったので、結果良かったと思う。
思いつきで行動するのは大事だと思った。
思わぬ感動に遭遇し、一時的に「無」を解除。
明日また「無」になるけど。
※献血の日は特に食事をしっかり取り、栄養のある血を提供しましょう。また、自分の脱水や貧血予防のため、こまめに水分を取りましょう。