育児日記227

遊びながら仕事する。

タイと日本じゃ流れる時間が違いそうだなと思いませんか? 
タイには行ったことないけど。遊びながら暮らしてる感じがあるよね。

ゆっくり遊んで、しっかり働きたい。
それには、構造を理解することが必要だと思うんです。

私は一人目の子育ての時に、
なんと3歳になるまで自宅で育てていて。
時間は無限にあるけど
育児は24時間休みがないという
不思議な状態を生きていたように感じます。

しかも、いつもと変わらず新聞にエッセイを書く仕事や講演はあるから
子どもが寝てるすきに書いて、講演は一緒に連れて行ってたんだけど
ふと気づくと、全然時間ないんじゃね? っていう状態になっていた。
多分それ、書く時間以外を楽しめてなかったのね。

「ずっと子どもの相手してなきゃいけないよー!」って
多少、育児ノイローゼになっていた。


もう、育児ノイローゼの母親を集めてバイクに乗せて、育児ノイローゼスっていう暴走族でも組みたい気持ちだった。

だけど週に2度、ベビースイミングに通っていて
そこでは親も水着に着替えて
赤ちゃんを泳がせながら、自分も泳いでいたんだよね。

6ヶ月くらいの赤ちゃんに両腕に付ける浮き輪を付けると、
水にプカプカ浮くから
なんと、抱っこしなくても手が放せるのです。
周りに危険なものも何もないので、意外と放っておけるのです。
ベビースイミングの時間だし。

その時、ものすごい自由を感じたんですね。
ああ、私今、一人で水に浮いてる~!! って。
プールの中を、歩いてる~~~!!!! って。

それは、やりたいことがやれたからだと思う。

仕事って、やりたいことがやれてたら多分、何の文句も出ないの。
でも多分、やりたいことだけやれる仕事ってそうそうないのよね。
育児も、ずっと子どもの相手をしていなきゃいけないから
ずっとやってるとしんどいのよね。

だけど待てよ。タイ人も日本人も終わらない無限の時間を生きているのは、同じだなって思ったの

ようは、ごはんが食べられたらいいのよ。
食べるまでの時間に、何をしていようと自由なはず。
それに気づいてから、私は育児のほとんどの時間を
プールと温泉で過ごした。(笑)

浮力を利用すれば子どもも軽くなるし、
何よりも私が楽しかった。

子どもは泳ぐと疲れてよく眠った。
私も疲れたらただ眠った。

育児が仕事なのだから。
そして子どもよりも早く起きて、自分の仕事をした。

二番目の子どもを生んだ時は、子どもが0歳の時点で縄文に狂っていたので
0歳の子どもを抱えて縄文イベントのプロデュースをやっていた。

イベントのプロデュースというのは、
ほとんどが打診をする仕事。

会場の人に趣旨説明、場所の利用の申請、出演者や照明・音響との交渉、予算の申請、ポスター作成の交渉、これは全部、育児をしながらでもできる仕事だった。

だって、合間におむつを変えておっぱいあげながら
子どもをベビーカーに乗せて、打診に出かければいいんだもの。

 ※たまにベビーベッドのないトイレも当事はありました……。


上の子どもが7歳、下の子どもが3歳の時には
下の子も保育園に入って、上の子も小学生に上がったから

長野県からアーティストを呼んで、ストーンサークルを造ってもらって。
青森県に巨大ストーンサークルを作るイベントもできた。
新聞のエッセイには育児の記事と縄文イベントのことを書いて宣伝し、
私はずっと、仕事を楽しんでいた。

そして最近、育児もイベントも一通り終えて
今、何を楽しんでいるのかというと、
このnoteを書くことなのです。

ああ、これ毎日、楽しいわあ。
お題とかもらえて、ありがたいわあって
思って書いてる。

コメントをくれる人もいるし、こんな素敵な人がこの世に存在して、
しかもコメ返までくれるの!? って、驚くこともたくさんです。

泳ぎながらできる仕事、
遊びながらできる仕事って、
実はあるのではないだろうか。

あるいは、仕事しながら泳いで、もっと自由に
遊べばいいんじゃなかろうか。

育児を嫌いな仕事だと思った時、そこは深い奈落のように
感じた瞬間もあった。
だけど、中身は同じ。何を見抜いて、何を見抜かないか。
見抜けたらもう、タイと同じように暮らせる日もそう、遠くない。

毎日、楽しい楽しい言ってると、暗示にかかって本当に楽しくなるから!!あなたのサポートのおかげで、世界はしあわせになるドグ~~~!!