ドラマのように抱擁した私たち
東京に帰って行く妹と自宅前で見つめ合って抱擁しました。それも涙を流して嗚咽しながら。
抱き合って、こう言ったのです。
「ありがとう、頑張ったね、二人がおったけん出来たんよ」
それは私たち姉妹の心からの言葉でした。
母のnoteでの三年間の活動の集大成として私は「ばあば夢のイラスト展」を開催しました。個展を開催するにあたって、妹は完璧に私をサポートしてくれました。
個展の為に10日間愛媛に帰省して助けてくれたのです。「私いつ帰ったらええかなー、セッティングも手伝うし、撤収も手伝うよ、もちろん期間中もサポートするけん」と私がお願いすることもなく、自分の役割を察知して愛媛に帰ってくれたのです。
本当に頼りになる妹です。
イラスト展の開催期間中は、来場者に心からの対応をしてくれて、コミュニケーションを深め、食事の時間がほとんどない私におむすびやサンドイッチや飲み物などを用意してくれるなど細やかな心遣いをしてくれました。
母が高齢で度々会場に来られないので、私たちが来場者に気持ちよくご覧頂くために、できるだけフレンドリーなご案内を心がけました。
1日のうちほとんど立ちっばなしで60代の二人は1週間満身創痍でイラスト展に臨んでいました。
深夜まで作業があって、睡眠時間もごくわすかでしたが、二人とも個展を成功せたいと懸命でした。
母への想いが全てを乗り越えさせたのです。
だからいよいよ妹が東京に帰るときに、涙の抱擁になったのです。
私たち姉妹にとって、今回のイラスト展は本当にずっと幸せで、充実した時間を共有することが出来ました。そして私たちの絆はこれまで以上に強くなったのです。
だからまるでドラマのワンシーンのように嗚咽しなら涙の抱擁になって数分間も抱き合っていたのです。
人生で忘れられない時間になりました。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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