ユニバーサルな楽ちんシティー
理想的な街は人それぞれだと思います。価値観や趣味、嗜好によっても変わりそうですが、ただ私は弱者にやさしい街であれば、すべての人に優しいんじゃないかと考えています。
自由に夢を語ってもいいのであれば、66歳の私でも不安なく楽しく生活出来る街がいいと思います。
東京パラリンピック開催の2021年は、共生の社会を広く問われることになりました。私は障がいのある人や、お年寄り、子どもたちが過ごしやすい街が一般の人たちにも生活しやすくていいなと思います。
ユニバーサルデザインのように、誰もが使い勝手がいい商品がすべての人にとって使いやすいように、誰もが住みやすい街が理想です。ユニバーサルなシティーです。
もちろんバリアフリーは最低条件です。そして生活のすべてが一つの大きな空間で完結する街がいいなと思います。
自然災害から守られる大きなドームに囲まれた街です。風雨にさらされても、竜巻が来ても、洪水が起きてもドームの中は安全が保たれているのです。ドームがバリアとなって様々な外的要因から街を守ってくれるのです。
ゴミなどの環境問題や、二酸化炭素排出の問題、電力の問題も街が統括して、AIを駆使して解決していく、エコで理想的な街です。
大きなドーム型の街に住む人々は、移動可能な家に住んでいて、気分を変えたい時には、キャンピングカーのように、その家を運んで移動するのです。
そのために家はどんな形であっても移動を考えた作りになっています。
人々の移動手段はマイモノレールカーです。街に張り巡らされたモノレールのレールに乗って移動します。
家を移動させる時にもマイモノレールカーに家をつないで移動するのです。
そのマイモノレールカーには自分用のロボットも搭載されていて、買い物や遊びの時にはいろいろなサポートしてくれます。重い荷物を運んでくれたり、車いすにもなったり、話し相手が欲しい時には友達にもなってくれます。
それぞれの家には街のメインステーションと繋がっているいくつものラインがあって、ゴミは毎日自宅からそのままシューターで一か所に運ばれ、そこでリサイクルなどの処理がされるシステムになっています。
また宅配物や、郵便物なども別のラインがあって、各家に運ばれるようになっています。
人とのつながりを一番大切に考えている街では、コミュニケーションに十分配慮しています。
人が集まるエリアがとても充実しているのです。様々な年代の人たちが集まって意見交換したりおしゃべり出来る居心地がいいコミュニケーションスポットが随所にあるのです。
思いっきり遊びたい子どもたちや、散歩やジョギングが楽しみたい人たちのために自然がいっぱいの公園エリアや遊園地のゾーンがあって、怪我なく、自由に楽しめるように安全を十分考慮して作られた空間があります。
そんな夢のようなユニバーサルなシティーが私が思い描く未来の街です。
自由に楽しく発想しましたが、基本のコンセプトはとにかく「住人ファーストの街」が一番望ましいです。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《これからは高齢化じゃけん》
リビングでイラストを描いているばあばと。
「私はねー、動く歩道みたいに、道の上に乗ったら歩かんでも運んでくれるんがええ、私が生きとるうちには無理じゃと思うけど」
「お母さん、自由に考えたらええんよ」
「高齢化社会じゃけんねー、とにかくお年寄りのことを考えた街がええわい、お年寄りに優しいんが皆にやさしいんよ」
「それは実感よねー」
「先の事が考えられる若い人を業界でもたくさん育てて欲しいわい、ほじゃけどあんた面白いこと考えるねー」
母は、動く歩道のように乗ったら目的地まで運んでくれる道が随所にあればいいと心から望んでいるようです。
【ばあばの俳句】
楽ちんの動く歩道や秋の空
母の俳句も未来の街への希望を詠みました。足腰が弱く、杖をついて日常生活を過ごしている91歳の母は、秋晴れの日に、動く歩道に乗って買い物をしている風景をイラストに描きました。
母にとって外出は楽しみだけれど、歩くことが大変なのです。年を重ねると街に期待することも切実になってきます。夢が現実になるといいのですが。
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