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夏の嫌な思い出

自分の中にしまっている嫌な記憶を人に打ち明けるのはとても勇気がいる事だと思います。私は、大学生の夏の嫌な思い出があります。


当時は今のように携帯電話などの身近な連絡手段がありませんでしたから、公衆電話をよく利用していました。

ある夏の夕方、私は大学からの帰り道に、公衆電話を見つけて友人に電話をかけていました。電話の本体だけが透明のケースで覆われている電話ボックスです。

その日、私は当時流行っていたミニスカートを履いていました。きっとそれがいけなかったのでしょう。
道路を背にして電話をかけている私の無防備なお尻が、近づいてきた車の運転席から、伸ばした手で触わられたのです。
車は何事も無かったように走りすぎていきましたが、去り際に窓から嫌な笑い声が聞こえました。
余りにも突然のことで、私は声を出すことも出来ませんでした

それからです。私は痴漢にあった時に直ぐに大きな声が出せるように練習しました。
その出来事はとにかく嫌な思い出で、暫くは人に話す事さえためらっていました。

トラウマになってもおかしく無い出来事でしたが、思い切って友人に話してから気が楽になって、救われました。

もっともっとひどい痴漢行為に合った人もいらっしゃるでしょう。

私がが遭遇した過去の嫌な体験を踏まえて、思うことがあります。
様々な事が十分理解出来ていない年代の子どもたちの心に、傷を負わせるような行為をした人を許せないのです。


不安やみじめさ、大人への不信感など、様々な感情を多感な時期に体験してしまったら、心の傷を負うのは当たり前です。だからこそ性暴力には立ち向かうべきだと思っています。

声を上げるのにどれだけの勇気が必要でしょう。彼らの心の内は想像ではかれるものではありません。人の痛みを自分の事としてとらえるのは難しいですが、考えなければいけない事柄だと思います。




【毎日がバトル:山田家の女たち】

《言うてくれたらよかったのに》

※93歳のばあばと娘の会話です。

「あんたほうじゃったん、びっくりした、そんなこと言うてくれたらよかったのに」

「お母さん、それが言えんのよ」

「私は許さん、泣き寝入りする人もおるじゃろ、今の時代は昔と違うけん、とにかく性暴力は絶対許せん

親子でこんな話をするのも珍しいことです。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗



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