言葉は生きているんだ。
毎年新しい言葉が生まれています。少し前までは年齢が離れていても何となく雰囲気で分かっていたようなその時代の言葉が、今は少しも分からないなんてことがよくあります。
先日、今年の流行語大賞にノミネートされた言葉が紹介されていましたが、その中にも私が十分理解していない言葉がいくつかありました。
「ヌン活」「SPY×FAMILY」「ルッキズム」etc・・・
何とも時代遅れの私です。
週末の美容院での話です。
20代の新人さんが、シャンプーをしながら色々話しかけてくれました。
営業トークを頑張ってるんだろうなと思いながら、私もそれなりに会話していると
「山田さん、話しやすいですよー」と、言ってくれました。
「えっ、67歳のおばさんなのに」と返すと
「年なんて、関係ないですよ」と、上手に返してくれました。
彼は「僕は、実は人としゃべるのが、苦手なんですよ」と言います。
「お酒が全然飲めないんです、だから、パリピとは話が合わないんですよねー」
「・・・・」
「パリピは、ヨウキャが多いじゃないですか、僕はインキャだからダメなんですよねー」
「・・・・」
私の頭の上で、はてなマークが点滅していました。
「ねえ、ところでパリピってなあに、パリジェンヌのこと・・・」
「違いますよー、パーティー・ピープルこの事ですよ、仲間とパーティーするのが好きで、お酒の席が好きな人たちの事です、人が集まる所が好きなんですよ」
「パリピねー、そうか、イベント好きのことねー、あのー、ヨウキャって何、初めて聞くんだけど、どんな字を書くのヨウキャって」
「それは、陽気の陽に、キャはカタカナですね」
「じゃー、インキャは」
「陰気の陰にキャですよ」
「キャって何・・・」
「キャラクターの事ですよ」
「はー、なるほどね、始めて聞いた、陽キャラに陰キャラ、それで、略してヨウキャにインキャ、そうなんだー」
「山田さん、若者言葉ですよー」
彼と話した後、私は40代のサロンのオーナーに聞きました。
「あのー、パリピって、知ってますか?」
「知ってますよ、パティー好きのニューヨークセレブなんかが、パリピですよね、人と盛り上がるのが好きな人の事ですよ」
「じゃー、ヨウキャ、インキャは知ってますか?」
「うーん、それは・・・、知らないなー」
「ですよねー」
私は何となく安心しました。
でも若者言葉を忘れないようにしようと、こうして投稿しています。
言葉は生きている。だから知らないで終わらせないで、時代の言葉に乗り遅れないことも大切かも知れません。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《今は覚えたけどちょっとしたら忘れらい》
※92歳のばあばと娘の会話です。
「カタカナ言葉は92歳が聞いたら何でも同じように聞こえるんよね、若い人は言葉遊びを楽しむんじゃねー」
「お母さん、パリピって分かった」
「やっと分かったよ、パリピ、今は覚えとるけど、ちょっとしたら忘れらい」
「言葉は生きとるけんねー」
「あんたは知っとく方がええと思う」
そうなんです。言葉は時代と共に変化するので、自分が使う事が無くても知っておいてマイナスは無いと思います。そして、その言葉はいつか忘れられるかもしれませんけれど。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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