極上のかき氷に出会う
美味しい食べ物には作る人の心が宿っている。
美味しいものが大好きな私の持論です。
食材や調理の仕方はもちろんですが、作る人の思いが食べ物に込められて美味しくなるんだと思っています。
まさにそんなスイーツのお話です。
【かき氷の話】
毎年、この時期になると無性に行きたくなるお店があります。
その店のかき氷は絶品なんです。
口に含んだ瞬間に「幸せがやって来た」そんな気持ちにさせてくれる、口溶けのいいやさしいかき氷です。
甘いものが大好きだと言う女主が作るかき氷は、シロップもトッピングもすべて手作りです。
店主のかき氷への愛がその味を生んでいると思っています。
私はその店のかき氷に惚れ込んでいるのです。
【あんから庵】
その店は愛媛県松山市でかき氷のベスト5に入る人気店「あんから庵」です。
あんから庵があるのは松山市の繁華街のビルの二階です。
入り口から、レトロ感が漂います。
「おーぷん」の文字を確認して、細い階段を登ってから、くの字に曲がってください。
汗ばむ頃になると、この階段にも外にも長~い列が出来る程の人気店です。
店内は和テイスト、とても落ち着く空間です。
毎年少しずつ増やしたと言うかき氷のメニューは数十種類。
一つ一つに店主のこだわりがあります。
メニューを前に「どれにしようか」と悩むのがまた楽しいんです。
【私のお気に入り】
今日は私がほれ込んだかき氷をご紹介します。
♡♡トロピカル♡♡
見た目がカラフルでチャーミング。インスタ映えのかき氷です。
何処から撮ってもフォトジェニック☆☆
優しいやさしい舌触りで、軽~い口溶けの氷に、ミルクの甘さが程よいシロップがかかり、季節のフルーツがこれでもかと可愛らしくトッピングされています。
間違いなく一口目から、幸せを運んでくれます。
私が注文したのはハーフサイズ(600円)。
何種類も味わいたい欲張りさんの為のお店の心遣いです。
※トロピカルの通常サイズは900円
【2022年の新作かき氷】
毎年、新作を考案する店主が
「私が好きな味に作ったんだけど、きっと美味しいと思う」と語る2022年の自信作がこちらです。
☆☆コーヒーキャラメル☆☆
ほろ苦さとマイルドな甘さがベストマッチのキャラメル味のコーヒーシロップに、アーモンドのクラッシュがトッピングされた大人のかき氷です。
初めて口にした私の感想は
「なに、これ、今まで食べたことがないくらい軽い、なんてエアリー、柔らかなほろ苦さの中に、やさしい甘さ、最高に美味しい、ホイップコーヒーを飲んでるみたいな不思議な感覚、アーモンドがいい仕事してる」
女主に「2つ目も食べて良かった、エアリーさが最高、美味しかったです」と言うと、女主はにっこり笑って
「また、食べにきてくださいね」
私はすかさず言いました。
「もちろん」
極上のかき氷は再び私を虜にしました。
なぜならそのかき氷には女主の熱い思いが込もっているからです。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《今は歯に沁みるけんソフトクリームにしとる》
「昔はねー、かき氷の上に細かい網目の茶こしみたいな用具を使こてお砂糖を振るい落としよったんよ、それが美味しかったんよ、」
「お母さんの頃は、何味じゃったん」
「イチゴやレモン、みぞれに宇治茶もあったよ、とにかく色がはっきりしとった、私はイチゴ味が好きじゃった、ほじゃけど今は歯に沁みるけん、ソフトクリームにしとるんよ」
「お母さん、私が虜になっとるかき氷はどうじゃった」
「あんた、インスタ映え最高じゃねー、誰でもきれいに撮れそうじゃ、フォトジェニック言うんじゃっろう」
私はまた「あんから庵」のかき氷が食べたくなりました。
かき氷親子の絆深まりぬ
母が、今日のかき氷のエッセイにテイストを合わせて、親子で楽しむ自宅のかき氷のイラストを描き、俳句とコラボさせました。
小さい頃に家庭用のかき氷を作る機械で、ガリガリ言わせながら作った記憶がかすかに残っています。
食べすぎるとキーンとこめかみのあたりが痛くなる、そんな記憶まで蘇ります。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗