パンプスにさようなら
仕事を辞めてから、さよならしたものがいろいろあります。必要なものが変わったのです。
その一つがパンプスです。
パンプスを履くと、足の甲が高くなって足がすっと伸びて、美脚に見えるのでO脚気味の私は、これぞという時には必ずパンプスを履いていました。
きりりとしたスーツやエレガントなワンピースを着る時に、トータルファッションの仕上げとして、パンプスを履くと、女前になった気がしていたものです。
仕事の勝負服にはパンプスが欠かせませんでした。
身長が170センチ近くある私がパンプスを履くと、175センチ以上か時には180センチ近くの大きな女性になるのですが、私にとってパンプスは欠かせないアイテムでした。
ところが定年退職してから、私のパンプスたちはシューズクローゼットの中で静かに眠っています。
今の私には、パンプスが必要なくなったのです。
私のライフスタイルで、必要なのはスニーカーになりました。
最近の外出と言えば、ほとんどが生活必需品の買い出しと、毎日のルーティンになってきているお散歩だけです。
だから必然的にパンプスとはさようならなのです。
最近は他の人が履いているスニーカーが気になって仕方がありません。
「あの色いいな・・・」
「歩きやすそうなデザイン履いてる」など足元をよく見ている自分に驚きます。
私は5足のスニーカーを持っています。紺、赤、オフホワイト、白のバリエーションです。
選ぶポイントは一番が履き心地で、次にデザインとカラーです。
最近特に活躍しているのが赤いスニーカーです。
赤を履くと、元気になりそうな気がするのです。赤のパワーは凄いなと思っています。
現役時代はパンプスにさよならするとは思ってもいませんでした。ライフスタイルの変化で人間は必要な物が大きく変わります。
最近の私は、エレガントなお洋服でも白のスニーカーを合わせています。
これが意外とお洒落に着こなせるのです。
スニーカーをコーディネイトすることで、若さをほんの少し取り戻せたような気分になっています。
だから私は、パンプスにさよならしたいと思います。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《私も合うんがないけん悩ましい》
「前にもだいぶ靴を捨てたねー引っ越す時に、また靴の片づけをするかね、思い出があるもんは履かんけど取っておきたいね」
「お母さんも靴には悩むね~」
「今歩くことが大切な私にとって、靴は命みたいなもんよ、私に合うんが無いけん悩ましいわい、履き心地がええんはほんと数足じゃ」
だんだん足の横幅が大きくなってきた母は、パンプスとは遠い昔にさよならしました。母にとってもスニーカーは日常の大切なパートナーです。
レンガ坂軽やかに行く夏の雲
母はさよならパンプスの記事に合わせて、スニーカーの俳句とイラストのコラボ作品を創作しました。
ヒールでは歩きづらい石畳をスニーカーで軽やかに歩いている姿を詠んでいます。
坂の上を見上げると青い空に夏の雲が浮かんでいます。
軽やかな白のスニーカーにジーンズの青がカジュアルなイメージです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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