見出し画像

あるサンプル◇私の職場人生

今日は私の職場人生を書かせていただきます。一つのサンプルとして。昭和っぽいかも知れません

転職してキャリアアップしていく人も多く、人生と仕事とのバランスを考えて、IターンやUターンで田舎に住む人や副業を持つ人もいます。コロナ禍も加わって、人生における仕事の重みややり方も変わってきました。

そんな中で私の職場人生が何かの参考になるかも知れないと思い書くことにしました。

私は60歳で定年してから再雇用で5年3ヶ月働きました。同じ会社で43年間勤めたのです。その人生に悔いはありません。


【私の職場人生】

私は自分の職場人生を誇らしく思っています。同じ場所で40年以上仕事を続けて会社の変遷を自分の目でしっかりと見てきて、学んだことがたくさんあります

例えば、どのように振る舞っていれば出世できるのか、落ちこぼれていくのか、会社がいい時期またそうでない時期をどう乗り越えていけばいいのか、チームワークのいい仲間と仕事をするとどんな影響があるのか、モノづくりに大切なものは何なのか、いろいろなことを学びました。一つの場所にいると企業の変遷も共に働く人の人生も見えてくるのです

私は退職した今でも、かつての職場が好きです。後輩たちの働きぶりや放送で送り出すものが気になって仕方がありません。ほおっておけない気持ちになるのです。親心なのでしょうか。

こう思えるのは自分にとって、居心地がいい職場だったからだと思います


私は大学を卒業してアナウンサーとして地方の放送局に就職しました。ラッキーにも選んだ仕事が私に合っていたのです。それは神様に感謝です。

仕事で、知らなかった自分の故郷をたくさん取材して地元通になりました。そのことで地域に生きる人を愛する心も生まれました

仕事はこだわればこだわる程奥が深くて面白く、その時々の自分の年齢によって取り組み方も感じ方も大きく変わってきました。そんな経験も同じ場所にいたからこそ見えてくるのかも知れません

私の仕事はかなり影響力がありました。地元の皆さんにも自分の仕事ぶりや小さな成長を見ていただけて学びの励みにもなりました。半面お叱りを受けることや誹謗中傷も少なからずありましたが、人として丁寧な生き方をすることを覚えたような気がします

仕事でなければ出会えない分野の方にお話を聞く機会もいただいて、その方たちから人生を生きるヒントをたくさん学びました。幸せな事です。


職場では好きな事だけが出来ていたわけではなく、アナウンサーからディレクターに転向する時には口惜しさとやるせなさで立ち上がれなくなった時もありましたが、そのことが私を強くし、制作者として新たなチャレンジをするきっかけにもなりました

番組作りで言えばアナウンサー、ディレクター、プロデューサーと立場が違う仕事をすることによって、同じ目的に向かっていても与えられた役割でやるべきことが違うと言うことをしっかりと学びました


そして60歳で定年を向かえて以降、再雇用からの5年3ヵ月は私にとって一番充実していた時期だったかもしれません

職場人生のゴールを悔いなく向かえることを目標に、自分の役割や思いをきちんと果たそうと精一杯努力しました。その5年3ヵ月が私にとっては職場人生の集大成だったのかも知れません。


職場人生を振り返って思うのは「誰に何を言われて何をしたかではなく、自分が何をどう思ってどんな気持ちで仕事に接していくのか、それが重要だと思います、だからこそやりがいを感じ、達成感も得られるのです

職場人生を卒業してから1年半が経った私は、職場で得たノウハウを今、このnoteの投稿に生かしながら、充実した毎日を送っています


今私が思うことは「見つけた場所で自身の精一杯を尽くすとこが自分の人生を美しく彩ってくれる」と言うことです。「何事も自分の捉え方で変わってくる」それも職場人生で学んだことです。


画像1

【毎日がバトル:山田家の女たち】

《これからしようと思うことをしたらええんよ》


リビングでイラストを描いているばあばと。

「過ぎたことをいろいろ思いよっても仕方ないけんね、新しい事にチャレンジしたらええんよ

退職してから何をするかで人生の後半が決まるけんね・・・

「余裕と言うか時間も少しのお金もないと上手いこといかんかもしれんと思わい、まあ人生は職場人生だけじゃ無いけんね、これから自分がしようと思うことをしたらええんよ、あんたみたいに

私は本当に幸せ者です。職場人生からリタイヤ人生にいい感じでシフト出来たと思います。


画像2

【ばあばの俳句】


青春の旅の追憶秋の海


母は秋の穏やかな海の様子を詠みました。その風景は何故か若き日の記憶の思い出と重なります。静かに海を渡る船を見ながら物思いにふける自分を描いています

画像3

秋の海には春ともまた夏とも違った味わいがありますね。だから昔の記憶をたどるのかも知れません。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
この記事が気に入っていただけたらスキを押していただけると励みになります。

画像4

私のアルバムの中の写真から

画像5

また明日お会いしましょう。💗

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?