京の学び「西京漬けとお番菜」
語源と由来
明治以降
まえがき
BS朝日で放送された『あなたの知らない京都旅~1200年の物語~』ネタになります。
西京漬けとは
ずっと気になっていたけれど調べるまでには至らなかった。"西京漬け"が私にとってのソレでした。
洛西や洛北ならよく聞きますが、西京は西京漬け以外でまったく聞いたことがありません。西京区なら知っているんですけどね。
番組によると、明治時代の遷都で多くの京都人が東京都へ移り住み、京都の白味噌を懐かしく思った人たちが「西の都の味」ということで西京漬けと名付けたんだそうです。
西の京といえば私は山口県をイメージします。昔甲子園に山口県代表の西京高校が出場していたことがあったんです。その印象がとても強くて。
ちなみに山口が西の京と呼ばれるようになったのは室町時代。周防長門の守護となった24代当主大内弘世が、京に憧れを抱き京の都に模した街づくりをするため、京都盆地に酷似した山口に本拠を移しました。そうして西の京と呼ばれるようになったんだそうです。
山口市観光情報サイト 「西の京 やまぐち」
大内弘世 - Wikipedia
お番菜とは
私はぼっち人間なので京都の人の生の声を聞く機会がほとんどありません。まぁ知り合いがいたとしても風習のことを直接聞くのは失礼に当たるので、どっちにしろ聞けないんですけどね。
お番菜という言葉、正直子どものころから違和感を覚えていました。わたくし京都府民ではありません。京都のお隣に住む大阪府民です。"おかず"とか"お惣菜"という言葉は聞きますが、お番菜という言葉は日常会話で出てきたことはありません。京都特集をしているテレビでたまに聞く程度でした。
そして今日、『あなたの知らない京都旅』最新回を観てやはりそうかと思いました。京都に住んでいる人たちもお番菜という言葉を使っていなかったんですね。
お番菜の番は普段遣いという意味があります。"番茶"がまさにそれですよね。つまり普段のおかず=家庭料理=お番菜ということだったんです。
お番菜という言葉が生まれたのは昭和四十年代。随筆家大村しげさんの発案により全国へと広まりました。"おばんざいのしげ"と呼ばれるほど御本人も有名になったそうですよ。今でいうインフルエンサーというやつですね。いや、料理研究家の走りといっていいのかもしれません。
まとめ
今回はBS朝日で放送されている番組を通して京都の食文化に触れてみました。どちらも大昔からあるものではなく京都発祥ということでもない。しかし現在も使われている京都の代名詞、西京漬けとお番菜。
言葉って"そういうもの"だと学校で教わって、大人になってもなんとなく使う感じで、語源を知る機会って意外とないんですよね。なんかずっと頭の中に霞がかかっているような感覚といいますか。
西京漬けとお番菜の由来を知ることができていい勉強になりました。今後はこの二つの言葉を堂々と使っていきたいと思っています。
以上です。ご精読ありがとうございました。
追記
note公式マガジンに記事が掲載されました。ありがとうございます。
『名前の由来』応募作品の中で、スキの週間一位を獲得しました。皆様ありがとうございます。感謝!!