『科学と吉四六、そしてひろゆき』
中谷宇吉郎の『科学以前の心』を読んでいたら、現代にも耐えうるどころか新しい発見すら感じたので初版を確認したら2013年とあって、「へ?」となった。彼は1900年生まれのはず。 なるほど随筆を編纂したのね。
表題(今で言う"タイトル回収")の章で、金沢の士族の家へ下宿していた頃の話が登場する。彼は石川県の出身だ。 その中で面白い逸話がある。
下宿先のお婆さんが、時間を数えるのに「11時から7時まで寝たなら、11,12,・・・9時間も寝てる」というのだ。 中谷はそれならと「1