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自分がやらかしてきたことをちょっと振り返る【巻の12】 就職氷河期の就活篇


前回に続き

前回は、△△職員の採用試験の話を中心に、記事に起こしてみました↓

今回は、少し毛色が異なる昔の採用試験の話をしたいと思います。

作戦会議

緊張の△△職員の集団面接の1週間前。

ワイの高校時代からのダチ3人と飲みに行く機会があったんですよ。

ちなみに、ダチは本当に腐れ縁。高1から現在まで付き合い。人生の大半でなんやかんやでの会う戦友みたいな感じ。

たまに会うと、高校時代の感覚に戻ってしまうのが、あら不思議。

構成は、ワイ、〇〇の職員Aと▪️▪️の職員B、MRのCだったんですね

たまたま、3人で飲みに行く機会があったんで、ワイが〇〇の職員だったダチAからのアドバイスを乞うことに。

ワイ「自主規制の△△で今度集団面接をやるらしいんだけど、何に気をつけたらいい?」

ダチA「普通なら目立つのもありだけど、自主規制だったら悪目立ちは絶対NG。」

ワイ「えっ、何で。目立たないの面接の意味なくね?」

ダチA「そもそも、協調性がないヤツでは無理。ただでさえ、山田(仮名)は悪目立ちするから、しおらしくしたほうがええ。」

ほうほう、しおらしい態度ね。

おもひで その2中

二次試験は集団面接個人面接の二本立て。

んで、まず集団面接から。

集団面接は、お題を渡され、集団討論をしながら結論を導いていくもの。

毎回思うけど、内Pや笑点の大喜利とどこが違うのかは、いまだによくわかりませんが。

閑話休題。

面接官が2人くらいの前で、一次試験をパスした5人が、パネリスト的な座席配置で集団討論スタート。

まー、討論のテーマも、初めから結果ありきっぽい感じだったので、司会役は他の方にお任せして、

ひたすら、優等生回答
批判はせずに発展的意見に終始
余計なことはしない

と完全に守りの面接。

しおらしく。

見当違いの発言している痛い奴がいても、優しく見守り、しおらしく。

途中、ライバルから答えに窮するキラーパスがきても、しおらしく。

んで、集団面接は終了。

見当違い発言野郎から、入社したら仲よくしよう的な発言もあったが、無視無視。

おもひで その2下

ここからは、個人面接。

↑↑の面接官2名と再度御対面。

面接官A「△△の志望動機は?」

ワイ「はい、もしご縁があれば、地元の優良企業の一つとして、地元の役に立ちたいと考えていました。」

面接官B「他の企業とかは受験されていますか?」

ワイ「はい、受験していますが、あくまで社会経験の1つだと思っています。△△のお仕事のほうに興味があります。仮に他の企業から内定が出ても、△△に入社したいです。」

これ以外は一般的なことを聞かれていたかと思いますが、脳内HDDにデータは残っていませんでした。

ただ、その時の気持ちは、偽りなく答えました。

結果発表

試験結果は、何と

二次試験も合格!

もはや奇跡。

これまで民間で150以上落選していたのが嘘のよう。

自身はまったくなく、まさに拾われた感じ。

苦しかった。

本当に苦しかった。

でも、嬉しかった。

そんな喜びに浸る間もなく、最終試験が待っていました。

ある夏の日の計算問題

二次試験合格後の案内で、夏のクソ暑い日呼び出されたのは、△△社のホールみたいなところ。

1999年頃はクールビズなる素敵な制度はなかったんで、クソ暑い中、ガチガチのスーツを着込んでの会場入りでしたからね。ただ、クールビズもなかったので、冷房はキンキンに効いていたと思います。

そのホールには、多分、100人くらいはいたんじゃないかな。

みんなが集まった段階で、向かって正面にいる、試験監督から、

今から簡単な計算問題をみなさまにやっていただきます。監督員の指示で、計算を行ってください。

はいはい、きましたよ、内田クレペリン検査が。

今回で3回目の受験です。

当時はアホ理系大学院生だったので、ただひたすら修行僧のように、足し算をしまくってました。

その時は知る由もなかったんですが、最近になって、放送大学に入学して、心理検査を学ぶとは思ってなかったです。

ちなみに、内田クレペリン検査をはじめとする適性検査の詳しい話は、交通新聞社 鉄道就活応援隊様がためになる記事を公開しているので、そちらをご覧ください↓

ある夏の日の面接

ひたすら計算問題を解いた後に、面接官による面接。

今だからいえますが、このときの面接官の態度が悪いし、ひどい。明らかに片手間でやってます感が半端ない。めんどくさそうなオーラがビンビン。昭和のダメな老害の感じしかない、オッサン2名が登場。

オッサン面接官A「それで…勤務地の希望とかあんの?」

ワイ「はい、今回、ご縁があって△△に入社できるのであれば、特に勤務先の希望はありません。ただ、日本育英会(現 日本学生支援機構)の奨学金をうけているので、返済が免除になる研究機関を第一希望でお願いできればと思ってます。」

オッサン面接官A「そう。まー、一応聞いておくよ。きぼうどおりにならないとは思うけどね。」

ワイ「…」

オッサン面接官B「ところで、他の企業も受けてるみたいだけど、ホントに内に入る気あんの?」

ワイ「はい、受験していますが、あくまで社会経験の1つだと思っています。△△のお仕事のほうに興味があります。仮に他の企業から内定が出ても、△△に入社したいです。」

オッサン面接官A・B「あ、そう。わかりました。では、以上です。」

ワイも勉強不足だったのですが、まさか、△△の勤務先があちこちあるとは思ってなかったんで、仕方ないとしても…。このオッサンらの態度にはホント腹が立ちましたね。

なんか、

代わりはいくらでもいるから

という就職氷河期の時の価値観というか、団塊の世代以上の考えをそのまま体現するような態度でしたね。

雰囲気は最悪の面接でしたが、もし不採用になったらどうしよう…とは、少し考えたけど、

落ちたら落ちたでいいや! 

とも思ってました。

そう、ペット用品製造メーカーの補欠内定の話があったんで。

(続く)

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山田太朗(仮名)
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