偉大なる続編…しかし熱さは変わらずの需要無視な話?
月曜から需要無視
今回は「極上パロディウス 〜過去の栄光を求めて〜」の記事になります。パロディウスだ!の衝撃から、4年後の1994年にコナミより稼動されたアーケード用横スクロールのシューティングゲームです。
実際のプレイ動画はこんな感じです(ゲーム燦爛チャンネル暁様より)↓
Mr.パロディウスことタコの息子に当たるタコスケを操作し、前作での戦いにより傷つき余命短いタコの依頼により「過去の栄光」を入手するというゲームだそうです。
前作、「パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜」の記事もよろしければどうぞ↓
前作からの変更点
基本的にはパロディウスだ!を踏襲していますが、操作できるキャラの追加、SEMIAUTO(セミオート)機能、2人同時プレイが加わり、よりゲームとして完成度がましたと思います。
プレイヤーはタコスケ(ベリアル)、ビックバイパー(ロードブリティッシュ)、ツインビー(ウインビー)、ペン太郎(お花ちゃん)の4つに、ひかる(あかね)、マンボウ(サンバ)、ミカエル(ガブリエル)、こいつ(あいつ)の4つの計8キャラクターから自機を選択できます。
SEMIAUTO(セミオート)モードは、パワーアップは自動で行われますが、パワーアップボタンによる任意のパワーアップも可能です。
あと、2P同時プレイが可能となっており、ともだちといっしょに楽しめるゲームとなりました。
また、前作から引き継いだベルパワーにみんなカプセル(紫ベル)が登場し、点数稼ぎも容易になりました。
前作に劣らぬ難易度とパロディ
ちなみにステージは7ステージ+乱入+隠しステージの構成となっています。
・どう見てもUFOキャッチャーなステージ
・前作のボスの死骸が何気に登場する猫戦艦ステージ
・登場曲とは裏腹なグラディウス3のステージ
・落石注意、動物注意、その他の注意が三段落ちとなる高速ステージ
・グラディウスシリーズの過去ボスがザコキャラになって、ギャラクシアン・ギャラガやスペースインベーダーのように登場するステージとゼビウスを彷彿ちさせる256発の弾を打ち込まなければ撃破できない敵「カラー板夫」
・グラディウスの火山ステージを完全に和テイストにしたもの
・ディスコアレンジのグラディウス2最終面
とありますが、このゲームはとにかくBGMのアレンジが凄いと思います。
好きなアレンジ
好きなアレンジの一つ目はこちら↓(ニコニコ動画から)
グラディウスのボスキャラがSDキャラ化して、インベーダーのように襲ってくる中で、
『アルプス一万尺』~
『おお牧場はみどり』~
『メリーさんの羊』~
『猫踏んじゃった』~
『ロンドン橋』~
『ピクニック』
が颯爽と流れ、弾幕ゲームとなるのは楽しい思い出でした。
二つ目はこちら↓(こちらもニコニコ様から)
なんで、ドヴォルザークがクラブミックスになるのか?↓
まー、そんなことはさておき、最終面には相応しいお出迎えだと思います。
このほかにも名アレンジ揃いですのて、コナミ矩形波倶楽部のサントラでお楽しみください↓
ゲームの評価
ゲーム誌「ゲーメスト」の企画「第8回ゲーメスト大賞」(1994年度)において
大賞6位
ベストシューティング賞1位
ベスト演出賞6位
ベストVGM賞6位
プレイヤー人気4位
年間ヒットゲーム5位
ベストキャラクター賞「こいつ」が1位
など作品の評価は高く、のちにパチンコ機種にもなったことから、私と同世代の方には胸熱だったと思います。
まだまだ、アーケードゲームが”画一化”されていなかった時代に生まれた傑作…筐体への課金が懐かしく思うのは私だけでしょうか。(了)