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自分がやらかしてきたことをちょっと振り返る【巻の2】 就職氷河期の就活篇


では続きを

前回は、ワイが就活を始めた時期を記事にさせていただきました↓

記事に起こした際、懐かしく思ったのはエントリーシートをひたすら殴り書きしたことでしょうか。

ワイは元々文字を書くことに抵抗感があった学生でした。そのため、履歴書はともかく、エントリーシートの作成は非常にホント面倒くさかったです。しかも、すべて当時は手書きなんで。

加えて、学生時代に力を入れていたことといえばサボってお昼寝、PRできるような特記事項もない。

そんなアホ&ダメ学生の就活はどうなるのか…というのはほぼ確定演出になりますが、中年の戯言だと思って、お付き合いの程、よろしくお願します。

ワイの競争相手だった学生層

今一度、ワイのプロフィールから。ワイはある大学の農学部を卒業後、同じの大学院に進みました。学位としては修士(農学)になります。

当時、お勉強していたのは農芸化学、というか農学部で有機合成化学を扱ってました。

農芸化学、特に有機合成化学というジャンルだけでみても、大学の学部でいえば農学部だけじゃなく、

理学部
理工学部
工学部
薬学部
etc.

など多種多様な学部で研究されています。

いろんな学部で有機合成化学が研究されているということは、必然的にその研究室に配属の学生数も多い、つまり就活での競争相手も増えるわけです。

現在の中年の知識量であるワイであれば、

・そもそも大学受験の時も結構な競争相手がいた
・勝たなければいけない相手がたくさんいる
・ほかの就活生徒の差別化が必要である
・研究の能力ではワイより上のやつが多いだろう

などなどを考えるのですが、当時は何も考えずに無邪気に就活をしていたと思うとゾッとしますね。

志望動機なしの就活

就活をしていた当時の1999年あたりを振り返ると、はじめの頃は、

・どうも不景気っぽいようだから、とりあえず就活
・志望先のことはよくわからんが、とりあえず今の勉強内容が生かせる業界を希望
・研究職なら人見知りでもいいかな

くらいの気持ちであり、はっきり言って世の中を舐め切っていたような感じでした(しかも就職氷河期だったのに)。

言い訳がましく、2014年の日経クロステックActiveの記事を引用しますが↓

当時の企業情報を知るには、もちろん会社四季報をみるとか、業界他社との比較を行うなどの手法もありました。

しかし、現在一番アクセスしやすい企業・団体のホームページはまだまだコンテンツと呼べませんでした。まー、インターネットで閲覧できる宣伝媒体くらいですかね。

そんな中では、志望先での詳細を窺い知ることはできませんでしたと言い訳をしておきます(もしかしたら、ほかのツールがあったのかもしれません。当時は意識高くない系学生だったので…)。

となれば、明確にその企業・団体を調べもせずの就活、しかも前回も記事にしました学校推薦を使わない=すべて一般応募をなると、競争で敗れてしまうのは、火を見るよりも明らかでした…今考えると。

研究が好きだったら

研究職を希望なら博士取得してからでもよくね?をいう疑問を持った聡明な方もいらっしゃるでしょう。

しかし、ワイの中では博士をとる道は一切考えていませんでした。

ワイの父がすでに定年退職をしており、追加の学費を負担してもらうわけにはいかないというのが大きな理由です。

しかし、別の理由もありました。ワイが学生だった世紀末の時代も、博士の就職は結構大変そうだったと記憶しています。

というのも、ワイが所属していた大学は、入学してすぐに大学院大学に変わりました。このため、ワイが学部卒だったときには、博士前期課程(修士)、博士後期課程(博士)の定員が大幅に増えました。

とはいっても、多くの大学院で教員の数には変化がないですから、博士をとって、アカデミアの道に進むというのは極めて難しく映っていました。ちょうど、博士が100人いる村が大々的にネットで拡散されていたことも影響していたでしょう。

Dr.Hoshiken様が令和版の博士が100人いる村をnoteで記事にしてくださってます↓

加えて、ワイの見解としてはボス山毒太郎様の意見に近いのですが↓

仮に博士になるために自分を磨いても、仮に博士取得後に無職・無給となる危険性が高いのであれば、修士でいいから無職・無給になるリスクを少しでも減らしたい。ということで、博士にはいかず、何とか修士で職にありつこうと考えました。

もっとも、現在の会社では、博士号取得後に入社されても立派に活躍されている方(研究職ではない)も多数いますし、入社後に博士を取得した方もいるんで、世の中どれが正しいかはわかりません。

ちなみに現在の博士の働き先に関しては、ヨルワシ様による興味深い記事がございますので、そちらをご覧ください↓

とはいえ

特に志望動機もなく、また博士になる度胸もなかったワイが、どんな就活生として過ごしてきたのか? 中年になって恥部をさらすこととなりますが、次回以降も、引き続きご笑覧いただければ幸いです。

(続く)

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山田太朗(仮名)
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