子育てをしていて「自由時間がない」っていうのは、こういうことなんだ② 子どもが寝ている時間は自由時間?
妻のショウガです。
子育て中に、よく「自由時間がない」とか「自分の時間が取れない」という言葉を聞いていましたが、実際にどういう意味なのか、自分が出産するまではわかっていなかったと思います。
なぜなら、子どもは寝るからです。(なかにはまったく寝ない子どももいますが・・)
一般的には、生後間もない頃は1日のほとんどを寝て過ごし、3ヶ月、半年、1歳と成長しながら徐々に寝る時間は減っていくものの、それでも昼寝はするし、夜も長いこと眠ります。
今回も、自由時間がないシリーズ②で、子どもが寝ているのに自由時間がない(取れない)と感じるのはどうしてなのか、実体験をメモします。
我が家の息子もよく眠る
我が家の息子もそろそろ生後11ヶ月というところですが、朝寝で1時間、昼寝で2時間くらい、お昼寝の合計だけで3時間、夜の睡眠は19:30~6:00くらいの約10時間、1日のトータル睡眠時間は13時間くらい眠っています。
こう見ると、すごくよく眠っていますよね。昼寝の時間はもちろん、夜の就寝時間も早いので、しっかりと自分の時間が取れそうな気がします。
だけど、これが本当に驚きなんですが、自由時間・自分時間は思ったよりも取れません。
まず第一に、昼寝や夜の就寝タイムというのは、たしかに自由時間ではあるけれども、かなり制限付きの自由時間です。
どのような制限や制約があるのか、ざっと書き出してみます。
家事や事務処理などの子育て関連タスクに追われる
前回の記事で、子育てに関するタスクについて書き出してみたのですが、おそらく多くのママやパパが、子どもが寝ている間にこれらのタスクを猛烈にこなしているんだろうと思います。
「must=やらなければならないこと」をこなすだけで、日常の時間がすべて埋まってしまう、ということが想定できます。
外出できない/場所の制約
これは保護者が1名しかいない場合に限定されますが、子どもが家で寝てしまったら、外出できません。
ちょっとスーパーで買物したい、コンビニに行きたい。コーヒーを一杯だけ飲みたい。
これができない。
たった5分でさえ、寝ている子どもを一人にして外出することはできません。
何が起きるかわからないからです。
だから、自由とは言っても、家の中でできることに限られます。
物音に関する制約
子どもによって個人差があるとは思いますが、基本的には子ども、赤ちゃんの眠りは非常に浅いです。
我が家でも例外なく、寝ている最中に宅配便を玄関先で受け取ったり、キッチンで物を落としたりすると必ず起きます。我が家の息子はお昼寝でも寝室を使っているので、きちんと部屋が分けられているにもかかわらず、です。
(我が家は、寝室とリビングが隣接した間取りなので余計に音が聞こえやすい)
特に、夜の就寝タイムよりも、お昼寝はより眠りが浅いと思います。
また、物音に関しては注意点があり、物音を出してはいけないけれど、子どもの出す物音に対しては敏感でなければなりません。
泣き声だけでなく、万が一、子どもに何かあった場合には物音がします。
つまり、イヤホンをして音楽を聴いたり、映画を観たりするのはほとほどに、ということです。
イヤホンは他の音を遮断するので、自分の世界に没頭しやすい一方、他に注意が向かなくなります。
いつ起きるかわからないという制約
我が家の場合は、夜はほとんど起きずに朝まで眠ってくれるのですが、お昼寝はまだ安定していないかな、と感じることがあります。
鼻水が出ているなど少しでも体調が悪いときや、お出かけをした、知らない人にたくさん会ったなどがあると、短いお昼寝になることが多いです。
とはいえ、完璧に環境が整っていて、特段、お昼寝が短縮される要素が見当たらず、今日も2時間くらい寝るかな~、と余裕かましていると、30分で「ふえ~」と呼び出されることもあります・・!
なぜ!!
いつ起きるかわからないので毎日ドキドキです。
2時間の予定が30分に変更になった、と言われると、それなりに対応が大変なので、結論、いつ中断されてもいいような作業に限られます。
落ち着いて、集中して、まとまった時間を確保することが難しい
子どもが寝てくれても、場所や物音、時間の制限があると、自由にできることの範囲が狭くなります。
家の中で
静かに
いつ中断されても構わない
これらの条件を満たすものとして、お茶する、本を読む、勉強する、ブログを書く、(小さい音量で)ドラマや映画を観る、などはできるし、私もできる範囲で楽しんでいます。
一方、「音を出さないように」とか「いつ起きちゃうかな」とか、気にしながらではあるので集中する作業はしにくいし、2~3時間のまとまった時間を確保することは難しいです。
自分の体力と気力のバランス
子育て以外で、我を忘れて何かに没頭できるような時間があると、脳内もすごくリフレッシュできるような気がするんですが、一方で自分の体力や気力も限界があります。
「want=やりたいこと」って、時間の制約だけでなく、自分の体力・気力が整っていることが前提条件ですよね。
子どもと一緒にいると何かあってはいけないと常に気が張っているし、パワフルな子どもにテンションを合わせながらのお世話はかなり体力・気力を消耗します。
そのうえ、そもそも子育てはやることが膨大にあるので、「want」を後回しにしなければ、毎日の生活が立ち行かない、という現実もあります。
だからこそ、優先順位をつけ、やる・やらないを明確に、日常をもう少し洗練させていきたいなぁ、と思っている今日この頃です。
次回の記事では、どんな風に毎日を過ごしているのか、ある一日にフォーカスしてメモしてみたいと思います。
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