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イノベーションのジレンマ - 読書感想箇条書き文

はじめに

最近満を持して読書に目覚めました😇
今回は友人の紹介でビジネス書の礎的な存在である、こちらの本を読みました。
一言でまとめると、新技術と市場構造の変化における原則をまとめた本と思います。

高らかに読書宣言するぼく。

基本的にはラフに感想を書き残しておきたいだけなので散文です。。
「イノベーションのジレンマの内容を誰にでもわかるように伝えたい!」といった趣旨ではないので悪しからず。
ただ、イノベーションのジレンマを気になっている人の参考になれば幸いです。

イノベーションのジレンマの内容についてはこちらのスライドが参考になると思います。


印象的な内容

※あくまで「僕はこう捉えた」という内容です。

巻末に要点がかなりよくまとまっているので、興味のある方は本屋さんで巻末を立ち読みしたりするといいかもしれません。

導入

・技術と市場構造の破壊的変化に直面し、失敗した大手企業は数えきれない。
破壊的イノベーションの法則とは、どのような場合に広く認めらている有料経営の原則に従うべきであり、どのような場合に他の原則が適しているのかを判断するための法則。
・本書での「技術」とは、組織が労働力、資本、原材料、情報を、価値の高い製品やサービスに変えるプロセスを意味する。つまり、技術はエンジニアリングと製造に留まらず、マーケティング、投資、マネジメントなどのプロセスを包括するものである。

持続的技術と破壊的技術

・技術には、持続的技術破壊的技術がある。
・新技術のほとんどは、製品の性能を高めるもの(持続的技術)である。
・対して、破壊的技術とは、少なくとも短期的には、製品の性能を引き下げう効果を持つイノベーションである。これは、従来とは全く異なる価値基準を市場にもたらす。
・安定した企業が破壊的技術に投資しない理由は3つある。
・一つ目は、初期の破壊的技術は低価格・低利益率。
・二つ目は、破壊的技術は新市場や小規模な市場で始まる。
・三つ目は、大手企業にとって収益性の高い顧客には初期の破壊的技術は必要とされない。
・企業は成長の過程でより上位の市場に移行する。それによって生じた空白の下位市場に、破壊的技術を採用した競争相手が入り込む余地が生まれる。

安定した企業が破壊的技術で失敗する理由

・実績ある企業は新技術を確立された市場に押し込もうとするが、成功する新規参入企業は新しい市場を見つける。
・企業の行動の自由は、企業が存続するために必要な資源を提供する社外の存在(主に顧客と投資家)のニーズを満たす範囲に限定される、という主張がある。
・安定した企業にとって、イノベーションが難しい場合があるのは、能力の高い人材を、新しい仕事の成功には役に立たないプロセスや価値基準のなかで働かせようとするからだ。
・破壊的技術が主流市場に適したものになるまで温めようとする企業は成功しない。新市場を探す必要がある。

その他

・購買階層という製品進化モデルがある。これは機能、信頼性、利便性、価格の四段階を一般的なサイクルとしている。

感想

・最初は読んでいて経営者向けの本と感じた。というか、多分実際にそう。

・でも、大手や安定した企業が狙わない(狙えない)ような下位市場を狙っていくと良い、と読み替えることもできて、個人事業主にも参考になるような話だった。

・最初はニッチな市場で軸足を確立してそこから裾野を広げていく、という考え方も大事だと改めて感じた。

・なんとなく市場構造をわかった気になれた。これを知っているか否かの差は大きいと思う。

・いつか経営者になった時に役に立ちそうな本。

・感想を色々持つというよりは、読了後に「勉強になったなー」とひたすら感じる本。

・最初はディスク・ドライブ業界の話ばかりで、ディスク・ドライブに関する本かと思った。

・でも、いくつかの業界に絞って具体的に破壊的技術に関する市場構造の変化や各社の対応を知ることにより、かなり具体的に理解することができた。

・IT業界に絞って、この本でやっているような分析をしても面白いかも。この本で主張されていることは普遍的なことであると思うが、少し時代が古いので単純に現代版を読みたい。

この本の内容を受けて今後どう行動するか

・自分で商品やサービスを作りたいと考えているので、その際はニッチなところを狙ってそこから裾野を広げていく。メジャーな分野だと競合で溢れかえって、価格勝負になっている場合が多い。既に購買階層の価格のフェーズに入っている。あるいは、本書とは関係ないが勢いのある分野を狙う。

・破壊的技術で勝負している会社の株買ったら儲かりそう。(浅はか)

さいごに

Twitterの方でもエンジニアのことを中心にビジネス系やフリーランスのことを発信しているので、良かったらチェックしてみてください。


他にこんな記事書いたりもしていますので、こちらもよろしければ。


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