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時間を止める時計(6)(140字の小説)

「貴方の目的は何ですか?」
私は謙虚に聞いた
「目的か?目的なんか別に無いよ!
君を驚かしたかっただけかな?」

「その時計、見せて下さい。」
と、すがる様に言ってみた。
「これはダメだ。俺の大切な物だ!
それに、これを勝手に使うと不幸になる。
俺様は大王から特別に頂いたのだ」
と、威張って男が云う

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