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一本の映画を観ているような台湾の歴史小説『高雄港の娘』

一本の映画を観ているような台湾の歴史小説
高雄港の娘』(著:ちん 柔縉じゅうしん 、訳:田中美帆)が、日本で10月28日に出版されます。

日本統治下の1930年代から、蔡英文前総統が再選した2016年まで、およそ80年にわたる激動の台湾を生きた、一人の女性の姿を描いた歴史小説。実在の人物・郭孫雪娥さんをモデルにして書かれています。

原作者のちん 柔縉じゅうしんさんは、優秀な政治記者であり、日本統治時代の台湾や、日台関係について取材執筆を続けた作家でもあり、カルチャー界にも大きな存在感を放っていたお方。この作品の中には、台湾でよく耳にする日本統治時代の話が、フィクションとしてあちこちに散りばめられています。

日本による台湾統治が終了して、来年で80年。当時を知る世代が引退していく時代の節目で生まれたこの歴史小説が、日本で翻訳出版されることを、陰ながらとても嬉しく思います。

日本から今朝台湾に届いたばかりだというお本を、訳者の田中美帆さんが直々に拙宅まで届けに来てくださりました。

この数年間、友人として、美帆さんがこの作品に打ち込まれてきたことを傍らで見てきました。心からお祝い申し上げます。

美帆さんは日本各地で開催される出版イベントや読書会のため、11月に日本出張に行かれるそうです。詳細は美帆さんのSNSやnoteで告知されると思いますので、ぜひフォローしてお待ちくださいね。

私のVoicyと田中美帆さんのスタエフでも近々コラボ放送を予定中です💛

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