近藤弥生子 | 台湾在住ノンフィクションライター
有料記事や、無料マガジン「台湾が気になるあなたへ」の中から、有料マガジンへ移行した記事たちです。生活者として、取材者として、ガイドブックには載らない台湾の話をお届けします。ワンコイン500円で、月に5本程度は更新する予定です。
二人の子どもと台湾で暮らすライターが日本から台湾旅行に来る方におすすめできると思った自分のnoteをまとめていきます。
台湾で生活し、日々取材を重ねるなかで「これは日本に届けたい」と思ったトピックについて、時にインタビューも交えながらお届けする、台湾あちこち見聞録。多様性/教育/ジェンダー/環境/サステナブル/カルチャー/デザイン/マーケティング/デジタル・IT/海外移住/子育て…といった領域が中心になると思います。【一部記事は公開後、随時、有料マガジンへ移行します。個人的にはもっとふくらませたい取材の企画ネタ帳でもあるので、メディアから寄稿ご依頼も大歓迎です】
パーソナリティを務めている音声プラットフォームVoicy「近藤弥生子の、聴く《心跳台湾》」関連をまとめています。
寄稿などで執筆した記事のお知らせをまとめております。
本日5/20が『心を守りチーム力を高める EQリーダーシップ』の発売日続々と「届きました!」「今から読みます」のお声をいただいており、本当に嬉しく思っています(内向的なので心配の気持ちも強いですが…)。 ↓「はじめに」と目次が日経BPさんのサイトで全文公開されています。 フィードバックで幸せを感じるタイプです本を書くことで得られる一番幸せな体験は、フィードバックをいただけることなのかもしれない…と思うほど、グッとくるご感想をいただいておりますので、見つけ次第、こちらのno
温泉取材の前日に月経が来た詳しいことはまた改めて書こうと思うのですが、先日、台湾のラグジュアリー温泉リゾート「星のやグーグァン」に青木由香さんと宿泊してきました。 2年ぶりの「星のやグーグァン」、今冬に打ち出す予定の新しい宿泊プランを体験させていただけるとのことで、夏ぐらいからやり取りをして、ホテル側とも青木さんとも日程調整し、さぁ「明日がいよいよ出発だ!」というタイミングで… 来ました、月経が。 もちろん、これは非常によくあることです。 こういう時はいつも、お風呂や水
台南で、超新感覚のグァバコーヒーに出合う先日訪れた台南で、台南在住の大西稚恵さんに連れて行ってもらって飲んだ、グァバコーヒーが新感覚でした。 こちらのお店「Barista_ray」は、台南市立美術館2館の向かいにあって、美術館を訪れる度に「いつも行列ができているカフェがあるなぁ」と気になっていたのですが、行列に並ぶ時間がなく、いつもそのままにしていたのでした。 台湾や海外のラテアート大会で優勝された張睿さん(通称RAYさん)のお店だそう。 大西稚恵さんが、「ここのグァバ
平川理恵さんのVoicy『名古屋市・坪田教育長と対談【教育長対談シリーズ】』で、名古屋市の教育長・坪田知広さんが文科省時代に国立高専をご担当されたことについて熱く語られていたのがきっかけで、 「そういえば、『高専』ってどんなところなんだっけ?」と思い立ち、 中学卒業後に高専に進学し、今は世界トップクラスの外資系半導体企業でバリバリ活躍している中学時代のクラスメイトに、「高専」についてお話お伺いしました。 茨城高専→国立大学→外資系半導体企業1社目→外資系半導体企業2社目
少子化が日本よりも深刻な台湾ですが、学びの場への投資は惜しまれるどころか、むしろより注力されているように感じます。 たくさんありますが、そのうちのひとつがこの「学美・美学プロジェクト」。 今年で5年目を迎え、これまでに台湾各地の小中高専門学校全91校で実施されました。 2023年度には145の学校がエントリーし、審査を経て選出された16校が、こちらも選抜された各デザインチームとの連携でキャンパス改造を実施しました。 それぞれのデザイナーさんたちも子どもたちの学びの空間
大和ハウス工業さんのWebメディア『SUSTAINABLE JOURNEY(サステナブルジャーニー)』に寄稿させていただきました。 こんなことを書いています: 🌏台湾のSDGs達成度は83%。世界5位に相当する 🥡発達した外食文化、根幹の製造業がSDGsを牽引 🖖人権意識が強いと、サステナブルも重視される(という私の持論) ↓ リンクはこちら 最近、世界展開している台湾のメーカーから、欧米市場では「そんなの当たり前じゃん」みたいな空気があるので、サステナブルなアイテム
先日、日本から台湾に遊びに来たという日本人の皆さんと、おいしい台湾産のクラフトビールを飲んでいた時のことでした。 そこには私以外にも台湾人と結婚した日本人女性がいて、意気投合した私たちは、「台湾人夫のこういうところがいいよね」という話をしていました。 すると、その中の男性がぽつりとこう言いました。 「そんなこと言われちゃうと、なんだか俺たち日本人男子が責められているような気がしちゃうなぁ」 この時は特に何も反応することなく、会話は楽しく流れていったのですが、私の心の中
英国のトップレストラン「ランクリム」を始め、英国や香港、プーケットでレストランやショップを多角的に展開する英国人シェフのサイモン・ローガン氏。 同氏が香港で経営するミシュラン一つ星レストラン「Roganic Hong Kong」が、改修工事のため期間限定で台北に上陸中です。 この奇跡的なポップアップを実現したのは、台湾でビストロノミー「MUME」やタイ・フュージョン「Coast」などを手がける香港人シェフのリッチー・リン氏。 リッチー氏が、タイでミシュラン一つ星レストラ
蔡英文前総統も推薦された、陳柔縉さんによる歴史小説『高雄港の娘(原題:大港的女兒)』。 田中美帆さんの翻訳で、春秋社アジア文芸ライブラリーから10/28刊行です! 前回のnoteに書いた通り、自宅までお本を届けてくださった美帆さんとVoicy対談を収録しました。 ↓ 私も美帆さんのスタンドFMにお邪魔して、『高雄港の娘』の感想をお話ししました! 田中美帆さん(台湾在住ルポライター・翻訳家) 10/28夜に出版記念のインスタライブを予定 https://www.ins
一本の映画を観ているような台湾の歴史小説 『高雄港の娘』(著:陳 柔縉 、訳:田中美帆)が、日本で10月28日に出版されます。 日本統治下の1930年代から、蔡英文前総統が再選した2016年まで、およそ80年にわたる激動の台湾を生きた、一人の女性の姿を描いた歴史小説。実在の人物・郭孫雪娥さんをモデルにして書かれています。 原作者の陳 柔縉さんは、優秀な政治記者であり、日本統治時代の台湾や、日台関係について取材執筆を続けた作家でもあり、カルチャー界にも大きな存在感を放ってい
台北からのアクセスも良く、日本人にも大人気の陶器の里 ・鶯歌(インガー)。 先日、街を上げてあらゆる場所が一般開放される「鶯歌產地開放日 Yingge Open House」のプレスツアーにご招待いただき、久しぶりに訪れました。2022年から毎年開催されている、大人気イベントです。 イベントや取材などで最近鶯歌へ行く機会を得たので(これまでは子連れで写真を撮る余裕がなかった…)、このnoteでは私なりのおすすめスポットなどをいくつかご紹介してみたいと思います。
台湾について発信を続けるなかで、かねてより、多くのリスナーさんから「台湾への留学について知りたい」というリクエストを多数いただいておりました。 最近だと、前広島県教育長の平川理恵さんとの対談(前半 | 後半)でも、台湾への留学についてご質問いただいたこともあって、これはいよいよ台湾留学についての配信を行うタイミングだなと思い腰を上げ、 Twitter(X)で繋がりをいただいていたものの、お会いするのは初めましての「にゃもさん」をゲストにお迎えし、お話を伺いました。 「に
雑誌連載『&Taipei 台北、街歩きガイド。』がムックとして出版された、台湾在住ライター・コーディネーターの片倉真理さんと、ムック制作にあたっての想いなどをお話ししました。 イラストレーターユニット「STOMACHACHE」による素敵なカバーイラストが目印です。 台湾にお住まいの皆様、 紀伊国屋書店さん、ジュンク堂書店さん、TSUTAYA BOOKSTOREさんでもお取り扱いいただけるとのことなので、ぜひ手に取ってみてください。 ↓ それでは対談、どうぞ!
台北市立美術館で明日10/12からスタートする「喧囂的孤獨:臺灣膠彩百年尋道」のプレスプレビューへ。何層にも重みのある展示でした。 まず、展示タイトルにある「膠彩画(こうさいが)」。あまり聞き慣れない言葉ですが、日本では「日本画」と括られることが多いのを、台湾では「膠彩画」と分類されるようになったのは、歴史的な背景があるそうです。 「かつて日本の一部だった台湾では」と、解説員の方は紹介されます。 日本統治時代の台湾に持ち込まれた日本画の技法は、その後日本の敗戦・引き上げ
日本統治時代の1930年頃、台湾総督府中央研究所工業部に勤務していた藤田安二氏によって発見され、「台湾イヌコウジュ(台湾犬香薷)」と名付けられた台湾原生種の植物が、100年近い時を経た今、台湾で再び注目を集めています。 藤田安二氏が提唱していた「台湾ラベンダー」という構想を受け継ぎ、台湾の農業部林業試験所、宜蘭の雙連埤の人々、そしてアロマブランド「CANJUNE 肯園」の協働により、台湾イヌコウジュの関連商品の研究開発が行われ、ついにこの秋から販売が始まりました。 日本を
台北の独立書店兼ギャラリー「朋丁pon ding」では現在、日本の独立出版社・印刷製本所が発行する雑誌『NEUTRAL COLORS(ニュー・カラー)』の最新刊を記念した展示が開催されています。 最新刊が「言語」特集ということで、それに連動して「朋丁pon ding」の一階では、これまた独立出版だけを扱う気鋭のブックフェア「傻瓜書日Fotobook DUMMIES Day」を立ち上げた林君燁さんによる選書フェア『語言是一顆石頭 Language is a Stone』も開