家庭の愛情を駅弁で表現した福豆屋「海苔のりべん」
京王百貨店新宿店の第60回「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」を5回目の訪問。会期は1/22までだが、かなりの主力駅弁店が1/15までで、会場は少し寂しくなった印象。
今回の購入は福島県郡山「海苔のりべん」(福豆屋)。@1,200。以前に現地で購入して食べたことがあるが、これこそ素材の豪華さではなく、創意工夫と腕で勝負した名駅弁🍱。蓋を開けると、半分がご飯🍚で、半分が副菜。ご飯部分がメインの「のりべん」。醤油に浸した鰹節ご飯の上に、ほどよく醤油が染みた海苔が2枚敷かれている。ご飯の下には昆布佃煮が敷き詰められている。これぞお弁当🍱の基本。家庭で作るお弁当を彷彿させる。副菜は卵焼き、焼き鮭、牛蒡煮、蒲鉾、煮物(里芋、人参🥕)。特に牛蒡煮は、よく味が染みて美味しい。ここには雲丹や牛肉などスタープレイヤーはいない。牛蒡や鮭などどこにでもいるけれど、欠かせない選手たちが名脇役を演じている。そして主役は鰹節と海苔が仕込まれたご飯。家庭の愛情が、駅弁に見事に表現されている。
もう一つ「全国うまいもの大会」の方のブースで、毎年見逃せないのが、飛騨高山「あけぼのや」。ここの名物は団子🍡と五平餅。自分は団子🍡派なので、ここで売っている4種類を購入。甘い方が甘だれ団子、みたらし団子。甘くない方が焼き団子、海苔巻き。どちらもそれぞれ美味しいが、自分はどちらかと言えば「甘くない」派。お酒にも、お茶にも、コーヒーにもピッタリ合う。