睡眠薬は何時に飲んでいる?
秋になると夜が長くなり、不眠やうつの方が増えてきます。
高齢者の方で、夜中に起きてつらいです。
と相談される方が多いですが、話を聞いていると
少し工夫するだけで、解決できることがあります。
65歳以上では睡眠時間、6時間が目安
3時に起きてしまいます!という方で
21時に服用している睡眠薬を22時にしてみる。
そうすることで、4時に起きることができます。
そして、いつもお伝えしているのは
高齢者では8時間以上、お布団に入っていることで健康が障害される
ということ。
(厚生労働省 「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」より)
もちろん、個人差があるのですが、
長く寝ることより、睡眠の質を上げることが大切です。
すべての年齢に言えることは
睡眠薬より認知行動療法が有効
まずは、自分が何時にお布団に入って、何時に寝ているのか、
何時に起きて、昼寝はどのくらいしているのかを記録することが大切です。
それを踏まえたうえで、睡眠のための生活リズムを整えましょう。
自分の不眠傾向がわかることで、最適な薬が変わることもあります。
そして、
不眠がある場合は、
精神科、心療内科を受診すること
精神科の専門医は、睡眠薬の終了時期を考えて薬を出します。
眠れるようになったら、睡眠薬を変えて、徐々に減らしていってくれます。
是非、専門医に見てもらいましょう。
まずは、自分の睡眠のことを
薬剤師さんに話してみましょう。
池 留里子
薬剤師
日本糖尿病指導療養士
やどりぎ薬局
東京都品川区戸越2-6-13
tel:03-6451-3044
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