マガジンのカバー画像

one-sided

26
たまの日記です。
運営しているクリエイター

#恋愛

恋と否認(こじらせについて)②

恋と否認(こじらせについて)②

承前。長いので分割しました。ここでは恋愛本のことについて書きます。

恋についてそういうわけで、ロマンティックラブ至上主義者であるゆえんは、実はこのような男性の傷の否認=こじらせという関心が裏にあってのことで、それに基づいている。言うまでもないが、それは研究対象からの興味関心というより、実体験よりでもある。もちろんトラウマというわけではまったくないが(否認ではないです)。

で、恋愛(学)の本も多

もっとみる
恋と否認(こじらせについて)①

恋と否認(こじらせについて)①

タイトルについての雑記である。アトランダムに書く(ほんとうに所在なく書き散らします)。とりあえず、①ではユーリと太宰の話をします(節操ない)。

ユーリについてまず、最近「ユーリ!!! on ICE」を見た。2016年の作品。今さら、かもしれないが、ここ数年ニチアサ以外はまともにアニメを見ていなかったので、なんとなくその間の時間を取り戻そうとしている、というのもある。

知らない人はそんなにいない

もっとみる
恋のアントニム

恋のアントニム

ちょうど一年ぶりの更新になってしまった。怠惰がすぎる……。ある程度長い文章を書くのが怖いせいでもある。無知や思考がばれるから。

今日は特別な日なので、恋愛論や恋愛小説を読んでいた。小説は、少し前に話題になっていた『アステリズムに花束を』。副題は百合アンソロジー。去年の年末から読みさしだったのを、終わりまでやっと。

百合、というとそれほど熱心な読者ではないのだけれども、興味のあるジャンルではある

もっとみる

恋愛学は災厄のあとに

毎年4月20日は、恋愛論や恋愛小説を読むようにしている。追憶と戒めといったところか。そのプロセスのうちに、この日は恋愛学者になる日というわけだ。

で、今年読んだのは、ずっと数年前に100ページほど読みさして積読だった、いとうせいこう『我々の恋愛』。二人でするはずの恋愛に我々とは! 設定がもう面白い。2001年、「二十世紀の恋愛を振り返る十五ヵ国会議」に出席した恋愛学者が、その場で表彰された二十世

もっとみる
カードキャプターさくら展感想記

カードキャプターさくら展感想記

思い出すように書くが、先日六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されていた「カードキャプターさくら展」に行ってきた。

年来の作品ファンだったのでかねてより一目見ようと思っていたが、どうにか会期最終日に駆け込んで見物することができた。現在、東京展は終了しているが、大阪での展示が予定されているという。

展示内容自体は公式サイトや、また展示のほとんどが撮影許可されていたこともあり各種SNSで

もっとみる