【読書】容疑者Xの献身/東野圭吾
石神がどのように追い詰められていくのか…
あれも伏線?これも伏線?と考えながら読み進めていきましたが
真相を知ったときの衝撃といったら。
ガツンと頭を殴られる感じ。
人のためにそこまでできるのか。まさに献身。
普通に生きているだけで、誰かを救っているかもしれない。
ほんの些細なことでも、誰かの生きる力になっているかもしれない。
ただただ、花岡親子に幸せになって欲しかった石神を思うと切ないというか苦しいというか。
でも、それだけじゃなくて
久々に再会した友人の過ちに気づいてしまった湯川
刑事として、友人として湯川の話を聞く草薙
石神の思いの深さを知った靖子
何も知らない工藤
みんなみんな、苦しい。
後味が悪いという表現とはまた別だけれど
どうすればよかったのか、何が正解なのかと考えてしまう読了感でした。
映画版では堤真一さんが石神を演じておられるそうで、そっちも気になります!
ちょっと前に放送されていたので、見ればよかったー!
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