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【読書】容疑者Xの献身/東野圭吾

運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。 東野圭吾作品読者人気ランキング第1位。累計220万部突破、直木賞受賞の大ベストセラー。 天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。 ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。 呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。 だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。 ガリレオシリーズ初の長編。

Amazon あらすじより一部引用

石神がどのように追い詰められていくのか…
あれも伏線?これも伏線?と考えながら読み進めていきましたが
真相を知ったときの衝撃といったら。
ガツンと頭を殴られる感じ。

人のためにそこまでできるのか。まさに献身。
普通に生きているだけで、誰かを救っているかもしれない。
ほんの些細なことでも、誰かの生きる力になっているかもしれない。
ただただ、花岡親子に幸せになって欲しかった石神を思うと切ないというか苦しいというか。

でも、それだけじゃなくて
久々に再会した友人の過ちに気づいてしまった湯川
刑事として、友人として湯川の話を聞く草薙
石神の思いの深さを知った靖子
何も知らない工藤
みんなみんな、苦しい。
後味が悪いという表現とはまた別だけれど
どうすればよかったのか、何が正解なのかと考えてしまう読了感でした。

映画版では堤真一さんが石神を演じておられるそうで、そっちも気になります!
ちょっと前に放送されていたので、見ればよかったー!

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