起立動作のバイオメカニクスの研修会に参加しました!
地域を明るくするリハビリテーション専門職の会 大和の岡原です。
当会は、市民活動団体として地域を明るくすることを目的に活動しています。
2022年度現在で私は臨床7年目の理学療法士です。
まだまだ知識不足、技術不足であることを常日頃実感しています。
なので定期的に理学療法士に関する研修会に参加しています。
また登録理学療法士や認定理学療法士といった資格の更新のためにもポイントが必要です。
今回は起立動作のバイオメカニクスの研修に参加してきました。
学会の概要
✓研修:「立ち上がりのバイオメカニクスとリハビリテーション」
✓講師:国際医療福祉大学大学院 福祉支援工学分野教授 石井 慎一郎氏
✓主催:東京都理学療法士協会町田市支部
✓日時:2023年2月9日(木) 19:00~20:45
✓会場:Web開催
起立はおじぎをすればいいわけではない
起立動作するときに「おじぎして下さい」と言っていませんか?
私は良く言っていました。
今回の研修でおじぎするのは良くないと知りました。
理由はHip Lunmber Rhythm(腰椎骨盤リズム)が関係しています。
腰椎骨盤リズムとは、体幹屈曲、もしくは伸展していく際の腰椎と股関節の運動学的関係性のことを指します。
おじぎをすると頭部から屈曲し、運動連鎖で腰椎も屈曲し、骨盤後傾します。
これは同側性運動リズムといいい、頭部の位置が空間上位で移動して骨盤前腰椎屈曲、骨盤前傾します。
しかし本来の起立は対側性運動リズムといい、頭部の位置が空間上位で固定され腰椎伸展、骨盤前傾します。
おじぎするというよりは、前方へリーチするのが有効です。
脊柱をvertical extensionするためには、 腰椎-骨盤-股関節の相反性運動リズムが必要となります。
この運動リズムを引き出すためには、リーチング動作を利用することが効果的みたいです。
座位で手を前方にリーチングする動作は、 腰椎-骨盤-股関節の相反性運動リズムを 要する動作課題であり、脊柱のvertical extensionが強力に誘発されます。
他にも、研修会の内容を色々書いていきたいですが、SNSコンプライアンス違反となるので頭に留めておきます。
今日学んだことを明日の臨床でさっそく試したいと思います💪
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