For each ecstatic instant ヲタ活の一瞬ごとに…
For each ecstatic instant
We must an anguish pay
In keen and quivering ratio
To the ecstasy
For each beloved hour
Sharp pittances of years —
Bitter contested farthings —
And Coffers heaped with Tears!
ヲタ活の一瞬ごとに
我々は苦悩を支払わなければならぬ
狂喜乱舞に比例する
身を切るような震える割合で
愛のある一瞬ごとに
しがない俸給が…
なけなしの副収入が…
涙でいっぱいの貯金箱が!
……今回の翻訳は最早二次創作みたいなもんだと思ってお読みください。
今日は友人と二人で原宿と秋葉原をめぐりました。
原宿はテレビアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』の聖地(舞台)、
秋葉原はゲーマーズで『白い砂のアクアトープ』特集コーナーがあるとのこと。
暑い中歩き回って足は棒ですが文字ならまだ打てる、ということで、帰宅してから訳したのが、今回のこの詩です。
ecstatic instantを、好きな作品やキャラのために身銭を切るオタクたちの儚くも美しい活動=ヲタ活、として解釈。
quiveringとかheapedとか詩の音を味わっていると、友人が店内を右往左往しながら、キィィィィとかヒィィィィとか唸っていた今日の微笑ましい一幕を思い出しました。
ゲーマーズで、宮沢風花と海咲野くくるのアクリルスタンドを買おうかどうか迷っていたらしいのですが、まあ、オタクが買おうかどうか迷ってるときはだいたい買うことになるので、僕も、まあ買った方がいいんじゃない?とアドバイスし、その三分後くらいに買ってました。
こういう光景のあとで二行目に行くと、
we must an anguish pay 我々は苦悩を支払わなければならぬ
悩ましい(けどやめられない)ヲタ活のニュアンスがよく出てます。
悩んで諦めるようなものばかりの理性的な人生より、諦めきれないものがある人生の方が豊かかも?(お金がなくなっても…)
……僕も無傷では帰れませんでした。
『THE COMPLETE POEMS OF EMILY DICHINSON』
THOMAS H . JOHNSON, EDITOR