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There is another sky, ——Healing Garden

There is another sky,
Ever serene and fair,
And there is another sunshine,
Though it be darkness there;
Never mind faded forests, Austin,
Never mind silent fields —
Here is a little forest,
Whose leaf is ever green;
Here is a brighter garden,
Where not a frost has been;
In its unfading flowers
I hear the bright bee hum;
Prithee, my brother,
Into my garden come!

この世が闇でも
もう一つ空があって
穏やかに晴れわたり
陽の光が差す

森が消えていくのを
大地が歌わなくなるのを
もう気にしなくてもいいのだ

ここには小さな森があって
永遠に繁る緑の葉

庭の輝きが
凍りついてしまうこともない

枯れることない花々に
蜂が歌う金色のメロディー

ああ、兄弟よ
わたしの庭へおいで——


「ラ・カスタ ナチュラル ヒーリング ガーデン」というところに遊びに行ってきました。











その感想を書くつもりでした。ところが帰宅した部屋で久しぶりにひらいたノート(ディキンソンの詩を翻訳するときにつかっているやつです)の中に、むかし僕が訳したディキンソンのこの詩を見つけてしまったのです。ガーデンつながりで、このタイミングということもあって、載せてみることにしました。

訳文を読むと、
これを訳していたころの自分が、
ディキンソンの詩のイメージをたよりにつくりあげた空想の庭で、
自由に遊びまわるのを夢みていたことが思い出されます。

このタイミングで、この詩と出会い直すのは、
いま、現実のガーデンから癒されて帰ってきた自分の心が、
かつての自分の心を癒そうとしている、
のかもしれません。

もしかしたら、
逆かもしれないけれど。


『THE COMPLETE POEMS OF EMILY DICKINSON』
THOMAS H . JOHNSON, EDITOR

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