「親しさ」
いつもならこの日の夜は温泉へと行って床につくルート辿っているのだが、今日からしばらくはそういうわけにはいかないだろう。
落胆の気持ちを隠すことができないまま、今日という日は終わりを迎えようとしている。正確には、すでに日付は跨いでいるが、自分の中での終焉という意味である。
どこにいたってものを考えることはできるのだけれども、その居場所をひとつ失ったのは痛手である。
そんなこんなで今日の本題へと足を踏み入れることにしよう。
適度な距離感と節度は、人とのコミュニケーションをとるに当たって重要だと思っている。
干渉しすぎると人は抵抗感を覚えるし、あまりに無関心だと人との関係が冷たくなる。
全てはバランスというわけではないが、折衷的な立場がちょうどよかったりする。
中でも、「親しき仲にも礼儀あり」という言葉はことの本質をついていると実感している。仲がいいからといってあらゆる言動が許されるわけではあるまい。それは時に刃物となり、人の心に傷立てをするツールとなるのである。
別に自分はちょっとやそっとのことで気にするわけではないが、あまり失礼なものだとムッとしてしまうことがある。
自分の器が小さいと言われれば、それはそれで自分の力量不足なので、もっと修行しなくてはならないが。
とあるSNSで度を超えたものがあったものが自分に降りかかってきたので、そんなことを考えていた今日。
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