「幸せの青いゴムバンド」Inner MBA 体験記 #19
今週は Scott Shute から、自責の念、または心を惑わせる考えや行動をどう扱うかという講義があった。いくつかの簡単で実践的なエクササイズが紹介されたので、今回はそれらを中心に記録したい。
3 分ジャーナリング
3分間のタイマーをセットしてノート*に思い浮かぶことを書き取るエクササイズから始める。おそらくジャーナリングの中でも最も簡単なエクササイズだろう。ただ、頭に思い浮かぶ単語やフレーズを書き取る、それだけ。
この時点では綺麗にしてグルーピングしたりする必要はない。連想されるがままに、心の中を書きつける。
過去-未来のマッピング
次に、この図のように4象限に分けてマッピングする。
仮に3分間で19個の言葉を書いたら、それぞれが過去のことか、未来のことか、そしてそれが自分の心の健康とって役立つことか、そうでないかに従って再度このフォーマットに書き写す。Helpful/Unhelpful というのは英語的なニュアンスなので、単純に気分が良くなる/悪くなるで考えても良い。
例えば、
Netflix の新シリーズ →未来のこと、役立つ
先週のキャンプ→過去のこと、役立つ
英語のレッスン →未来のこと、憂鬱、役立たない
仕事での失敗 → 過去のこと、役立たない
という風に。
ここで気をつけるのは、直感でマッピングすること。深く考えればもちろん、仕事での失敗も未来に向けて役立たせることはできる。しかし、それは ”いま”気に病んでもしょうがないと割り切る。
こうやってマッピングしていくと、上部の「役立つ」のカテゴリの中で、縦の線、Y軸上に置くべき言葉が出てくる。これが過去と未来の間にある物事、つまり"いま"心の中にあるものだ。これを発見し、認識し、行動リストの上位に据えよう。これまでの Inner MBA で学んだように、人は今に集中したときに幸せを感じ、生産性も高まる。
21日間チャレンジ
最後に、習慣化を促す少し厳し目のエクササイズ。人間の脳の仕組み上、いい習慣を続けるよりも、悪い習慣を断ち切ることの方が難しい。悪い習慣から得られる快楽に対する報酬体系が脳にあるからだ。
そこで、Scott は 21 days challenge を紹介した。例えば彼の場合、「脱・苦言週間」と名付けて腕に青いゴムバンドをつけた。そして、21日間連続で苦言や悪口を言わないことに成功したときに外す。しかし、途中でこのルールを破ってしまったら、反対の腕にバンドを付け替えるのだ。チャレンジは最初からやり直しとなる。彼はこれに成功するまでに8ヶ月かかったらしい笑。
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以上、今回は心の迷いをうまくやりくりするエクササイズについて学んだ。最後の習慣化については他にもあらゆる書籍や note 記事がすでにあると思うので、また別の機会でまとめてみたい。
次回、Inner MBA 体験記 #20 に続く!
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*脚注1: いま思いついたが、このエクササイズは大きな白紙と付箋でやったほうがやりやすいかもしれない。
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