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気分が天気に左右される時、人間は自然の一部だと感じる。

朝起きた時、「なんとなく体が重いな」とか「なかなか布団から出れないな」というとき、窓の外を見ると雨だったりする。天気が良い時は、前日に悩んでいたことが嘘のように気持ちが晴れやかになる。

そういう時、自分は自然界に存在する一つのピースなのだということを実感する。人間も自然の一部。体を通して自然と繋がっているから、天気にも左右される。日照時間が少ない地域では自殺率が高まりやすいという。陽が当たらないために成長できない野菜や花のようだ。

今日行ったカフェで、「人と自然」というテーマで書かれた記事を見つけた。

自然(シゼン)という言葉はnatureを訳すために明治中期以降に生まれた言葉であるが、それ以前に自然(ジネン)という言葉があった。それは、「自ずから然り」「(自我や作為がなく)ただそこにあるもの」と解釈される、というようなことが書かれていた。

人工物以外の、山や川や森などあらゆるものを指す自然(シゼン)、人為が加わっていない状態を指す自然(ジネン)。どちらも人間が排除されているように感じる。それでも、人間の体も自然の一部だ。人間の体もいずれ土に還り他の命の養分となるのではないか。人間の作り上げた社会や文化の中で生きていると忘れてしまいがちだけど、私たちは自然の一部。天気に気分が左右されるのがその証拠だ。

朝の光が入る窓



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