なつかしの愛媛の松山、はじめての伊丹十三記念館
昔、仕事でお世話になった愛媛の松山。ようやく旅行が自由にできるようになったということで、延期していた結婚25周年の記念に、夫婦で旅行することになりました。
自粛期間中に溜まりに溜まったマイルを利用して、飛行機で松山空港へ。いきなり、みかんジュースの出る蛇口があるとか、松山空港はおちゃめです。しかも、ゆるキャラの「みきゃん」がかわいい。
2日間バス+電車乗り放題のチケットをアプリにダウンロードして、松山市内へ。私のお目当てはなつかしの揚げたて蒲鉾。駅前にちゃんとあって、うれしかったです。あつあつを食べながら、路面電車を待ちます。
続いて、愛媛大学へ。周辺の景色は全然変わっていましたが、気軽に散歩できるキャンパスはもとのまま。新しそうな大学ミュージアムに入ってみたら、大学全体の歴史というより、先生たちの研究成果がガッツリ展示されていて、好感しかありません。ちょっとした科学&歴史博物館なのもいいです。
ほどよくお腹が空いたところで、宇和島名物の鯛めし。私のなつかしの贅沢ランチ。でも、記憶が曖昧で、こういう感じだった気もするし、違った気もします(汗)。
お腹がいっぱいになったところで、バスに乗って伊丹十三記念館へ。映画監督だった伊丹十三のお父さん、伊丹万作が松山出身。戦争中に松山に疎開して、大江健三郎と知り合ったとか。そんな縁があって、松山に伊丹十三記念館があります。
他にも、伊丹十三が広告マンだったときのデザインや、CM映像なんかも流れていて、昭和のシティーボーイ(死語)だった雰囲気を教えてくれます。あと、晩年(?)松山弁で名物「一六タルト」のCMに出ていた映像が全部見れるのもほっこりします。
私は、伊丹十三といえば映画監督で、しかも『マルサの女』とか『お葬式』みたいな、人間臭くて泥臭いイメージしかなかったので、意外な部分も知ることができておもしろかったです。
余談ですが、松山旅行の予習のために、夏目漱石の『坊っちゃん』を全部読んだ夫。あまりの「松山ディス」に驚き、松山市内に坊っちゃんイラストが溢れているのに二度びっくり。わかる、私も大昔、「こんなに夏目漱石に悪口言われて、松山の人って怒らないの!?」と思ったもん。