戦争があると、本が焼かれる。『書物を焼くの記』鄭振鐸
以前読んだ『戦地の図書館』では、ナチスが「ドイツらしくない」有害図書を焼いた話が、強烈な印象で迫ってきました。でも、そういう本を焼くみたいな話は、中国古代の焚書坑儒もありますし、日本でも戦前は危ない本を持っていると逮捕されました。戦争があれば、いつでもどこでも本は焼かれます。
最近、岩波書店で復刊が話題になった名著『書物を焼くの記』を、せっかくなので、図書館の初版で読んでみました。なんと、1954年出版。かなり紙が黄ばんで、ザラザラしました。大昔の新書なので、字も小さかった