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悪習慣を良習慣に変える方法

誰にでも1つや2つくらい、辞めたいと思っている悪習慣があるのでは無いだろうか。

例えば、勉強する為に机に向かったものの、ついスマホのアプリを開いてしまうとか、ダイエットしてるのに晩酌後の締めの一杯が辞められないとか、そういったことでお悩みの方も多いのでは無いだろうか?

こうした悪習慣は、自分でもほとんど無自覚のうちにやってしまうから辞めるのが難しい。

その上、辞めようとすればするほど強く意識してやりたくなったりするから厄介だ。

習慣とは恐ろしいもので、一説には1日のうち7〜9割が習慣に基づく行動と言われている。

「習慣を変えれば人生が変わる」というが、これは決して大袈裟では無いのだ。

そこでこの記事では、悪習慣を良習慣に置き換える方法をお伝えしていきたいと思う。

この記事が少しでも日ごろの習慣の改善に繋がれば幸いである。



なぜ悪習慣をしてしまうのか


なぜ悪習慣をしてしまうのか?という説明をする前に『ヘッブの法則』について解説する。

ヘッブの法則とはニューロン間の接合部であるシナプスにおいて、シナプス前ニューロンの繰り返し発火によってシナプス後ニューロンに発火が起こると、そのシナプスの伝達効率が増強される。また逆に、発火が長期間起こらないと、そのシナプスの伝達効率は減退するというものである。

Wikipedia

解りにくいので、噛み砕いて説明すると
『何度も同じタイミングで行動を繰返すことで、頭で考えなくても体が勝手に動く状態』になるということだ。

悪習慣を例に説明すると
『机に向かう+スマホを弄る』という2つの行動が何度も同じタイミングで繰り返されることで習慣化されてしまっているという訳だ。

つまり、この例の場合は『机に向かう』のが悪習慣のトリガーになってしまっているのである。

では、どの様にして悪習慣を良習慣に置き換えるのか?

それを次項で解説していく。


悪習慣を辞める方法

STEP1 悪習慣をトリガーにして良習慣を行う

悪習慣を辞める方法の第1段階として、悪習慣自体を良習慣のトリガーにしてしまうという方法を試みる。

先程のヘッブの法則を逆手に取って、悪習慣と良習慣をセットにしてしまうのである。

ポイントは習慣の開始と完了の合図となる行動を決めて、一連の流れにすることだ。
そうすることで、頭で考えずに行動できる様にしていく。

また、トリガーとなる悪習慣と良習慣の間に、簡単な行動をワンクッション入れることで悪習慣を断ち切りやすくなる。

先程の例に倣ってみると
『机に向かう(開始)→スマホを弄る→立ち上がる(ワンクッション)→勉強する→机を片付ける(完了)』という具合だ。

この例では、『机に向かう』が開始の合図、『机を片付ける』が完了の合図となる。
ワンクッションについては『ペンを持つ』でも『水を飲む』でも何でも良いので、簡単に行える行動を設定すると良い。

これらを一連の行動として続けていけば、悪習慣をトリガーにして取り入れたい行動を習慣化できる様になるだろう。

習慣化すれば最初はハードルが高く感じた行動も、まるで歯を磨くかのように、何の努力も無く行うことが出来るようになるので、習慣化が定着するまではトリガーを活用することを意識的に心がけてみてほしい。


STEP2 悪習慣を取り除く

さて、一連の習慣が定着した後は悪習慣を取り除くだけだ。

例) スマホ弄りを取り除く
『机に向かう(開始)→スマホを弄る→立ち上がる(ワンクッション)→勉強する→机を片付ける(完了)』

徐々に悪習慣を辞めていき、最終的に完全に辞めることが出来れば悪習慣と良習慣の置き換えは完了となる。

ポイントは徐々に辞めていくということだ。

焦って無理やり悪習慣を辞めようとすると、置き換える良習慣もろともやらなくなってしまう恐れがある。

あくまでも、普段の日常を保つことが習慣化の肝である。

もし、この過程が難しかったら悪習慣そのものから距離を置くと良い。

例えばスマホの電源を切るとか、勉強する部屋に持ち込まないといった具合だ。

そうやって悪習慣をするハードルを上げてやると、面倒くさくなって悪習慣をやらなくなるはずだ。

以上のステップさえ守れば、特別な努力などしなくても悪習慣と良習慣を置き換えることができるだろう。


先にも述べたが、行動の7~9割が習慣によるものだ。
習慣を変えたいと思っているのなら、この記事を読み終えたらすぐに実践してみてほしい。

この記事が少しでもお役に立てれば幸いである。

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