大仏鉄道ウォーキングに参加してきました①
ネットニュースで、大仏鉄道ウォーキングなるイベントを見つけ軽い気持ちでXにポストして、おっさんに共有。
それから行くのか行かないのか曖昧なまま時は流れて前日メッセージが来ました。
「朝7時までに起きられたら行きますか?」
の文言と共に大仏鉄道ウォーキングのPDF。
行くつもりあったのかという驚きと、朝やるべき事を考えると5時半起床がベストだと気が付き急いでその日は寝ました。
ちなみにおっさんは昔に歩いた事があるそう
夜中に低血糖で叩き起されるなどのトラブルもありつつ眠い目をこすりながら、おっさんと合流し電車に乗りJR木津駅に到着し、9時48分頃に参加費用500円を支払い受付完了!
大仏鉄道について
大仏鉄道とは、現在のJR西日本関西本線の前身である私鉄・関西鉄道株式会社が加茂駅から現在のJR奈良駅の北約1.1㎞の地点に仮設的に造られた大仏駅を結ぶ8.8㎞と、翌年に開通した奈良駅までの路線の愛称です。
この路線は明治31年(1898年)4月に加茂駅~大仏駅の区間が開通し、赤い英国製の蒸気機関車が伊勢や名古屋方面からの大仏参拝客を大勢乗せて大変にぎわったそうです。翌年5月には奈良駅まで延伸しました。
しかし明治40年(1907年)加茂駅~木津駅を経て奈良駅へと到着する平坦なルート(現在のJR関西本線)が開通すると、黒髪山トンネル(奈良市)を越える25‰の急勾配や起伏の多い難所を抱えるこの大仏線はたちまち休止に追い込まれました。
更に鉄道の国有化法により廃線となり、僅か9年という短い生涯を終えました。
関西鉄道の軌間は1067mm、しかし大仏鉄道建設当時の白石直治社長は広軌化論者だったので大仏線の黒髪山トンネルは現在の新幹線と同じ広軌(1435mm)への改軌に対応して作られました。
一方白石社長の元で働いた島安次郎は、その後鉄道院へと移り広軌による東京・下関間弾丸列車構想を纏め、そして息子の島秀雄が技師長として東海道新幹線の誕生に全身全霊をかたむけて新幹線の生みの親となりました。
虫除けを肌に塗りたくってからスタートし、途中自動販売機で水を購入。
あそこのガソリンスタンドの値段がどうのこうのという話をしつつ、2番目の目的地に着きました。
城山台公園(大仏鉄道公園)
花鑑賞もして次へと向かいます。
赤橋
赤橋に到着!
名前の由来は、夕日に照らされたレンガが赤く見えた事かららしいです。
最上部に笠石、上部の帯石を花崗岩の切り石で装飾してあるイギリス積みのレンガ造りの橋台です。隅石も同じく花崗岩。
イギリス積み…レンガの長い面だけの段と、
短い面だけの段を交互に積むやり方。
切り石の長辺と短辺を交互に組む算木積みによって、橋の強度をより頑丈に保っています。
橋をくぐり抜けた先でシールを貼ってもらいました。
梶ケ谷隧道
杭門の正面はイギリス積み、アーチの部分は長手積みのレンガ造り、下の部分は花崗岩の切り石積みとなっています。
長手積み…レンガの長い面を互い違いに積むこと。
鹿背山橋台
花崗岩の石積みの橋台であり、最上部に枕石が2つ備えられています。西洋の技術と日本の技術が生かされている橋台。
歩いている途中で見かけた気になる木。
虫除け塗っておいて良かったと思った瞬間。
発砲注意。
ここを歩くのか…。汗
カワラタケとの出会い。
竹。
歩いていると赤い鳥居が目に入り驚きました
天王社。
倒竹。
観音寺小橋台
切り石積みの橋台です。
次回に続きます。